riboni5235’s diary

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水木しげるの戦争と新聞報道ピースあいち特別展

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2019/07/20 ピースあいち特別展「水木しげるの戦争と新聞報道」(7/16~9/1)& 講演会「父 水木しげるの戦争を語る」(7/20)(名古屋市

案内→https://tinyurl.com/y2jgz28o

 漫画「ゲゲゲの鬼太郎」などで人気の漫画家水木しげるさん(2015年没、享年93歳)は、21歳のとき、陸軍二等兵として南方の激戦地ニューブリテン島(ラバウル)に送られ、戦場で片腕を失いました。
 そして、「戦争を体験した漫画家として、残さなければならない」と、自身の戦争体験をもとにした多くの漫画を描きました。
 本展は、『総員玉砕せよ!』『水木しげるラバウル戦記』などの水木作品で、南方戦線を中心としたアジア・太平洋戦争をたどります。
 さらに、水木さんの「出征前手記」や当時の写真、戦地からの手紙、「私の履歴書」などで、死と向き合った若者の苦悩、強烈な戦地体験、その後の人生観にも迫ります。
 一方で、当時の新聞は、戦争をどのように報道したのでしょうか。
 「ニューヨーク・デーリー・ニューズ」「ロサンゼルスタイムズ」を含む実際の新聞記事の展示から読み取っていただけると思います。
 今年の夏は「ピースあいち」で、最前線の兵士が見た「戦場」と、言論統制下の新聞が伝えた「戦時」を体感してください。

「軍隊で兵隊と靴下は消耗品といわれ、兵隊は“猫”位にしか考えられていないのです。」
「僕は戦記物をかくとわけのわからない怒りがこみあげてきて仕方がない。多分戦死者の霊がそうさせるのではないかと思う。」
(『総員玉砕せよ!』あとがき)

 この夏、水木しげるさんの遺したメッセージをぜひ受け取っていただきたいと思います。

※夏休みのお子さんのために、「子ども用ガイド」をご用意しています。
 親子でクイズを解きながら展示を観ていくことができます。
※会場では、ゲゲゲの鬼太郎グッズや書籍も販売しています。

水木しげるさん
 1922年生まれ。
 鳥取県境港市で育つ。
 鳥取歩兵連隊入営後、ラバウルへ。
 復員後紙芝居画家となり、その後、貸本漫画家に転向。
 代表作は「ゲゲゲの鬼太郎」「河童の三平」「悪魔くん」など。
 戦記物は「娘に語るお父さんの戦記」「敗走記」他がある。
 2015年11月、逝去。

ピースあいち特別展「水木しげるの戦争と新聞報道」-最前線の一兵士が見た「戦場」と言論統制下の新聞が伝えた「戦時」
開催期間:2019年7月16日(火)~2019年9月1日(日)
時 間:11:00~16:00(最終日は15:00まで)
休館日:月曜日(通常は日曜日休館ですが、会期中は日曜日も開館します)
開催場所:ピースあいち 3階企画展示室
     〒465-0091 名古屋市名東区よもぎ台2-820
     アクセス→http://www.peace-aichi.com/access/
◆展示概要◆
日中戦争から南方進出へ
 ①太平洋戦争突入
  ・真珠湾攻撃『コミック昭和史 3巻』『トペトロとの50年』より
  ・南方戦線の戦況(1942年)
   『コミック昭和史 3巻』『コミック昭和史 4巻』より
 ②水木しげる戦場へ
  ・出征前の手記/作品「赤紙がきた場面」「軍装の兄と」
   /写真「鳥取連隊入隊前」「父の写真」
   /戦地から父に宛てた軍事郵便
 ③水木しげるが描いた戦争
  ・作品『ラバウル戦記』『総員玉砕せよ!』から
 ④南方戦線の日本兵―報道から
 ⑤終戦への道のり―報道から
水木しげる私の履歴書(9)~(15)」
○地元の新聞報道(1942年~1945年)
○作品「運命のガダルカナルの戦い」「やがて戦い終えて」ほか
入場料:大人600円 小・中・高生200円
   (入館料大人300円 小・中・高生100円を含みます)
主催:戦争と平和の資料館 ピースあいち
協力:水木プロダクション
   ニュースパーク(日本新聞博物館)
   中日新聞社

 
 
戦争と平和の資料館ピースあいち』は、名古屋市名東区よもぎ台にある小さな資料館です。地下鉄東山線一社駅から北へ徒歩約13分のところにあります。この資料館は、ある女性(故人)からのご寄付をもとに、多くの市民の力を集めて、2007年5月にオープンしました。(設立の経緯は、「もっと知りたい」のコーナを見てください)
 
朝ドラ、「ゲゲゲの女房」はとても面白く、毎日観ていました。
今午後に再放送中。
 
水木さんは体格も立派で精神も強く、一人生き残りました、片腕をもぎ取られても。
描く氏名を存分に果たされました。
 
戦争は何も良いことがありません、最高責任者は戦地に行くどころかどれほどの人命を奪っても、(海外の人と自国民)自分の地位、制度を守るだけ
 
責任を取りませんでした。
米国に従属するだけ。
 
神だったらこのように残酷に国民が殺されていないでしょう。
 
今の日本の情けなさもここからではないでしょうか。
 
水木さんの原画は色も美しく、仔細に描き込まれています。
今日新聞に載ったので早速行きましたらテレビ局も来ていました。
 
 
 
日本の軍隊の理不尽さは映画を観たり本で読んだりしましたが漫画ではこの水木しげるさんの「総員玉砕せよ!」 が初めてです。
 
理由もなく殴られ続ける、兵隊たち。現状に疑問感じたりしたり口答えはできない。
 
捕虜となることは日本の軍隊だけ許されなかった。
 
ほとんどの戦死が餓死や病死、食料も持たされず戦争せよと言われても。
 
玉砕といっても必ず生き残りはいたそうです。
 
ラバウルの場合は後方に10万の軍隊がぬくぬくと生活しているのに、その前線で500人の兵隊が死ねといわれても、とても兵隊全体の同意を得られるものではない。水木しげるあとがきより
 
隣の地区を守っていた連隊長は
 
「あの場所をなぜ、そうまでにして守らねばならなかったのかと 言った
 
「意味ももないのに、やたらに人を殺したがる、一種の狂人ですよ。玉砕で前途有為な人材をうしなってなにが戦力ですか」
 
これは今の日本にも言えることではないでしょうか。悲惨な状況なのに安全だ安全だと。