<span itemprop="headline">素敵な庭の本</span>
庭めぐりやバラ栽培に夢中になった頃、関連書も借りたり買ったりしてあれこれ読みました。
お二人ともこのテーマでテレビ出演もされたのでご存知の方も多いでしょう。
小説家の丸山さんの作庭、バラの選び方、写真を始めて見た時はその厳しいくらいの白い庭に圧倒され、心酔してしまった。
最初に読んだのは「安曇野の白い庭」リンゴ園を整然としたバラや芍薬の庭に作り変えていった情熱、労力!執筆は朝の2,3時間だけで後は庭作りに没頭された。バラの花びらの上で、極楽気分に浸ってるカエルの写真などに見とれる。憧れのヒマラヤの青いケシも咲いている。
長野県大鹿村の中村農園の青いケシを見に行った事がある。細い山道を走り、
やっと到着し、いろんな種類の青いケシを夢見心地で見たものだ。
丸山さんは下品で派手な「「オバチャンガーデニング」「を批判されている。確かにイギリスのホワイトガーデンなどを観てくると禁欲的な花、色選びに教えられドンジャラガーデンはせっかく植えても華麗、清涼からはほど遠い。
「野田さんの「庭園に死す」は
「「古代の貴人は庭に向かって来世を観想し夢みた人の心を陶酔させる庭園の快楽はいつも死の翳を帯ている」
「庭」と「園」は異なる起源を持つもの、日本の現代の都市景観、中国にみる庭園の起源、イスラムやヨーロッパの庭、締めくくりはなんとアウシュビッツとシベリア
「近世ヨーロッパの王にとっては庭園は実現された理想。だが支配すればするほど苦しみを生み出してやまない現世に背を向けて、天国を夢見る行為が作庭であった。」