riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">玉三郎・昆劇合同公演千穐楽</span>




初日と千穐楽を観るなんて初体験で、もうあり得ない事でしょう。しかも懐かしい友人と二人で。いつもは3階席とか天井桟敷でこんないい席も何年ぶりでしょうか。

1階前の方で花道の近くの席。カーテンコールでは何回も花道に俳優、歌手がずらり並んでくれました。友人もすぐ近くに玉三郎が来てくれて何回も目が合ったと喜んでくれました。友人は長身で目が大きくモデル並みの美貌でしかもおっとりやさしい本物の京女。苦難も乗り越えたしっかりもの。

鼓童との合同公演『アマテラス』のカーテンコールで玉三郎がとてもうれしそうだったのでこちらも幸せ感いっぱいになり今回もそうに違いないと思ってました。

大体、私は新しい試みや歌や踊りが好きです。初日の後もしばらくやさしく暖かい夢の中に包まれているようでした。友人も同意見でした。

前回は3階席最前列だったので床のボタンの柄の絨毯が綺麗に見えました。

南座はあまり大きすぎず横幅がなくて3階席が舞台に近くていいですね。

南座玉三郎のお染七役のチケット半券が残っているので観たはずなのにぜんぜん記憶がない。大昔のことだけど。

劇場に入ると幕にボタンと蝶(昨日の写真)がみえます。

初日の感想はhttp://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/21761906.html

昆劇の最高傑作全55幕の大作「牡丹亭」のうちの5幕を上演。

太守の令嬢杜麗娘を3人の女形が演じる。パンフレットに昆劇俳優の写真はあるものの全く説明がないので残念。

「上演されるのは、絶世の美女・杜麗娘(とれいじょう)と彼女が恋をする若者・柳夢梅(りゅうむばい)の甘美で数奇な物語『牡丹亭』。全55幕という大作で、純粋で強い情と命の輝きを描き、昆劇の最高傑作と称される作品だ。今回は前半の名場面『遊園・驚夢・堆花・写真・離魂』を上演、うち『驚夢』と『離魂』で玉三郎が杜麗娘を演じる。玉三郎は20年ほど前に『牡丹亭』が国立劇場で上演された折に観劇し、『離魂』のシーンで大変感動したという。「杜麗娘が会えない恋人に対してはるかな思いを抱いて死んでいく時に、月がみえない、雨もそぼふっている。このニュアンスは日本でもわかるというよりも、同じものであり、それを違った楽器と違った言葉と違った様式で表現するということに非常に深く感動いたしました。この『牡丹亭』に触れさせていただきたいという思いからすべては始まったこと。まさかこの瞬間(離魂)をわたしが演じさせていただけることになるとは」と感慨深げに語る。

昆劇の特徴として、詩(言葉)、歌(音楽)、舞(演技)が一体となっていることがあげられ、歌いながら舞う演技には高度な技術が要求されるが、柳夢梅役で共演する昆劇の俳優、YU JIU LINは「玉三郎さんは昆曲の節回しもお上手で驚いた」と太鼓判。歌舞伎では観られない玉三郎の新境地が堪能できそうだ。」

22年前、「牡丹亭」を日本初演された張継青さんは初日のアンコールには舞台に姿を見せてくれた。「蘇州でのリハーサルの際、玉三郎の泣訴するかのような物悲しい神韻ともいえる声調で「集賢賓」を歌い上げ見事に演じ見る者すべての心の琴線に触れる演技であった」という。

楊貴妃」はこれまで長唄演奏家による唄(録画した演奏家の唄がとても気にいって何回も聴いています)と箏・十七弦・胡弓・尺八の合奏であったが今回は方士の役を昆劇の周雪峰が演じ昆劇の歌唱と楽器、中国語で上演。

大きな扇二本もって床すれすれから旋回するように舞う玉三郎はバレエ、新体操の金メダルのようです。お顔も惚れ惚れするような美しさ。