<span itemprop="headline">松重閘門とレトロな市役所・県庁</span>
友人にこのツインタワーの写真をメールしたら「イギリスへ行ったの?」と言われたぐらい。私も好きな
松重閘門http://www.a-namo.com/ku_info/nakagawaku/page_nakagawa/unga02.htm
4月10日の朝日新聞に載った。
今は小さな公園になっていて桜も咲く。今年はここも八幡山古墳の桜も忘れていた。残念。
2枚目の写真は三谷幸喜の映画「笑いの大学」にも登場した市役所。帝冠様式。
隣は県庁。これも白のようなレトロな建築。名古屋城の近くです。
松重閘門は水位の違う中川運河と堀川を結ぶために1930年に完成した高さ20メートルの塔。初めて観たときは感激してしまった。
鉄製の水門を巻き上げる機会を支え巨大なおもりを格納する塔。
空襲を免れ68年に使命を終えて取り壊されそうになったが市民の惜しむ声が強く残された。よかった!
デザインが凝っている。最上階の三角のとんがり屋根の下に細長の窓がついてその下の飾りも面白く楼閣のよう。入ってみたい。
名古屋市私立大学大学院の瀬口哲夫教授によると
「20世紀初頭にヨーロッパで流行した『表現主義』を取り入れたもので鋭角的で幾何学的な造形が特徴。腕のいい設計家でないと出来ない。全体のプロポーションがとてもいい。」
設計者は市職員!
博物館明治村の飯田館長は「当時の市職員には才人がいて民間の模範となる建築を作ろうという気持ちがあった。松重閘門を名古屋の物流、工業発展のシンボルにしようという強い意識がなくてはあのデザインは出てこない」と言う。
中川運河の両岸には工場や倉庫群ができあがっていた。
86年名古屋市指定文化財。今は高速道路や高層ビル群画できてしまい近くにいかないとわからない。
耐震補強工事も始まる。