<span itemprop="headline">『太王四神記』3</span>
韓国ドラマ『太王四神記』が、放送終了した。
「四神の神物をすべてそろえ「チュシンの王の代わりに息子“アジク”の心臓を取り出せ」と強要する火天会の大長老に対立したキハは、アジクの手が刀で切られて血が流れると、怒りを感じて黒朱雀に変わる。この時天弓を射って黒朱雀を無くさなければならないタムドク太王が選択したことは、四神の神物の前で天弓を折って無くすことであった。瞬間四神の主人たちは苦痛を感じ、タムドクは巨石の閃光の中にゆっくり入って行く。」
太王一筋のチョルノ部族の族長フッケは、火天会の兵士と戦い壮烈な最後を遂げた。うーん、あやうく泣けそうだった。渋くてかっこいいコ将軍は、ヨン・ホゲの槍で死に、ヨン・ホゲはタムドクが奪ったその槍に突かれて死んだ。
後半のホゲも戦いに疲れキハの愛も得られず悲しい顔をしていた。髪も一筋白くなって。
キハが黒朱雀に変わると、「答えを告げよう。私は人間を信じる。いつか必ずチュシンの国は作られる。私の見果てぬ夢は後世の誰かがかなえてくれる。天の力を天に返す。だからもう大丈夫だ」と太王が言う。
誤解していたキハを裏切ることは出来ないということだと思う。
良い台詞はほかにも多数ある。
「男、女、子供、すべてを殺せばわれわれの領土となる。しかしその子孫が復讐し戦争と殺し合いを繰り返す。…
それぞれに必要なもの(食料、塩、鉄など)を与えたらわれわれを中心に兄弟となり100年、平和を守れる。
復讐の火種を撒いてでも勝てればよいのですか。
私の心がわからないのですか。」
捜し続けたスジニを見つけた太王は、再び自分の元を去ろうとするスジニに「あなたが来ないというなら、私が行く。あなたの横に私がいればいいのだから。今からあなたがいる所が私の宮だ」と語る。
最後、ナレーションで高句麗広開土王碑文が登場「これから待つのは、人ではなく天が待つのだ。振り向けばそこに天があるのみ。」
「人は誰でも過ちを犯すものだ。天にこの話をしよう。それが人だと。過ちを犯すので後悔して、分からないことがあれば学ぶ。天が私たちに聞いているのだ。お前達、自ら生きることができるのか。それとも天の力によって征服されて生きるのか。」
「人のすることにはすべて間違いがあり得る。
しかし、私は人を信じる。私が成し遂げられなければ、
後世に誰かがしてくれると信じている。」
「敵とは武力ではなく恐怖心を植え付ける事で戦え。」
「死ぬな。命を捨ててまで、戦う奴は必要ない。
どのようにしてもいいから生きて私のもとへ戻れ。」
「今までの既存の時代劇や戦争モノだと国や主君の為に命をかけて戦うのが美学とされてきた。
でも、『太王四神記』では一人一人の命が一番大事だという現代的な思想だ。
そういう現代的な思想が韓国の若者達に受け入れられたのではないだろうか。
「精巧なコンピューターグラフィックス(CG)映像と大規模な戦闘シーンを前面に打ち出した『太王四神記』は、430億ウォン(約51億6000万円)という韓国テレビ史上最高額の制作費のほかにも、韓国で放映中に海外で放映がスタートした」
こちらのサイトhttp://blog.goo.ne.jp/blue_city/e/a567705efe6c99df9dc0d1eccbebfbadに詳しい粗筋があります。
音楽も俳優も音楽、久石譲も良かった。エンディングテーマ曲は東方神起の「千年恋歌」
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キハを演じていて胸が張り裂けそうだったと語っている。
子供時代を演じたのは「おばあちゃんの家」の子役。
新人のイ・ジア、綺麗ですね。
テレビドラマとは思えない深遠で壮大な物語でした。
こんなドラマ作る文化の国の人を侵害してはならない。