riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">「マンデラの名もなき看守」</span>


マンデラの名もなき看守」公式サイトはhttp://mandela.gyao.jp/
ネルソン・マンデラは反アパルトヘイト運動の偉大な指導者、南アフリカ初の黒人大統領になった人物。『マンデラの名もなき看守』は、99年に政界引退した彼がはじめて映画化を許可した伝記映画。マンデラが唯一人訴えなかった看守からみたマンデラ像。「休暇」も看守の話だった。

「1968年、アパルトヘイト(人種隔離政策)全盛の南アフリカ共和国。白人看守のジェームズ(ジョセフ・ファインズ)は、幼いころ黒人の子と遊んだ経験から彼らの言語「コーサ語」を理解できた。その能力を買われ、国家反逆罪で終身刑服役中の反アパルトヘイト運動指導者マンデラデニス・ヘイスバート)付きを命じられる。言葉のわからぬふりをしつつ、密かに黒人同士の伝令内容を聞き取り報告せよというわけだが、マンデラの人柄に直接触れた彼は、逆にその理想に心奪われていくのだった。」

黒人と白人の友情物語である。看守の少年時の友情が効いている。

アパルトヘイトのころは白人女性と黒人男性が結婚しても殺されるということを聞いた。

看守の妻も「黒人は土地を奪う、共産主義者」とか偏見バリバリだった。

幼い娘は警官が黒人女性に暴力振うのを見て泣いて抗議するのだが。

マンデラとその夫人の面会場面を監視。

「コーサ語」で話したり政治的なことを話すと即、面会は終了。

半年に1回の手紙は検閲でずたずた。よく拷問や絶望感で死を迎えることもなく…

強い意志、教養には畏敬する。

あのマンデラ夫人とは後に離婚してしまった。

息子を突然失った看守に送る心優しい手紙。

マンデラ側の政党"アフリカ民族会議"(ANC)が定めた"自由憲章"を、ジェームズが図書館に頼み込んで読む。これは白人にとっては絶対見てはいけない禁書中の禁書。バレたら家族まで危険な目にあう。それでも読もうとする。

マンデラを殺しては黒人たちの怒りが爆発するからそれはしない。

看守はマンデラの偉大さに感服。その息子までマンデラに教えを請う。

そんなこんなで彼は黒人びいきをする奴だと、暴力振るわれたり家族まで差別されてしまう。

いじめないといじめられるなんて日本の子供たちは言うけれど。

でも歴史を動かすのはそんな偏見は跳ね飛ばす。いい作品です。