<span itemprop="headline">追悼 河野澄子さん</span>

松本サリン事件で意識不明１４年の河野澄子さんがお亡くなりになった。

この事件の第一発見者の河野義行さんは容疑者であるかのように日本中が思った。

映画｢黒い夏｣にもなった。


冤罪の恐ろしさと河野さんの立派な生き方。



義行さん、澄子の並大抵でない頑張りには涙、涙です。

「命ある限り　松本サリン事件を超えて」を出版されています。

当時日本中が犯人扱いした河野さん、友人がシロと励ましてくれた。



なぜあんな偽宗教にはまるのか私には理解できなかった。

長野県警の執拗な捜査に負けなかった河野さん、本当に立派です。

口汚く騒いだりしない河野さん。



河野さんは、オウムの元信者らと交流を続ける思いや意識の戻らぬまま還暦を迎えた妻澄子さんとの絆を淡々と本に著した。

3月5日の澄子さんの誕生日には澄子さんの好きな洋ラン60本飾りシャネルの口紅を指し語りかけた｢おめでとう。今日も綺麗だよ。」女性は皆、泣いてしまうでしょう

「よくここまで生きてくれた、あなたが私たち家族を支えている。あなたに励まされている人がいる。大きな仕事をあなたはしているんだよと。

テレビで澄子さんをさすっている河野さんを拝見した。このやさしい心が澄子さんをここまで生かたのでしょう。

サリンをまくための噴霧車の改造にかかわった男性は河野さんの手記を読み(私も読んだ)謝罪の気持ちを募らせ、河野さんの家に出入りし庭の手入れをするという

「恨むなどの無駄なエネルギーを使って限りある自分の人生を無意味にしたくない」

趣味の「渓流釣りの愉しみ」に1章をさいてる。

14年を過ぎても強い横並びのマスコミ報道、犯罪被害者救済制度の重要性や死刑制度への疑問を訴えている。

「肩の力抜いて人生のを楽しく大切に生きようという思いは事件を経験してさらに深まった。読んで元気を出してもらえればうれしい」」

御冥福をお祈りいたします。

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