<span itemprop="headline">そうか、もう君はいないのか</span>
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城山三郎著「そうか、もう君はいないのか」を図書館でリクエストしていたが、友人が貸してくださった。図書館ではいつかわからないので助かった。感謝。
『辛酸 田中正造と足尾鉱毒事件』が心に残っています。
本作はテレビで観ていたせいかあっという間に読めてしまった。さすがテレビではハネムーンの夜のことはなかったようだけれど。
あの、城山さんが奥様のことを妖精、とか天から降ってきたとか、書いておられる。
容子さんがなくなってからの7年間の寂しさを思うと胸がいっぱいになる、題名もこれだけで泣ける。
城山さんのなの由来の近くに住んでいたことや著作、最後まで小泉に談判しておられたので尊敬している。
なくなる前、病院で容子さんが息子さんに挙手したこと、癌とわかったとき
「がん、がん、がんちゃん、らんらん」と歌って城山さんのところに帰ったとか、
ハネムーンの写真のお幸せそうなこと。
城山さんもなくなられてしまった。御冥福を祈ります。
城山三郎展についてはこちらhttp://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/22088992.html
「天真爛漫な面影、声にならぬ悲しみ。凜として純真な愛に満ちた、妻との半生記。
最愛の妻・容子が逝った……。特攻隊から復員した学生だった頃の奇跡的な出会い、文壇デビュー当時の秘話、取材旅行の数々、甦る人生の日々。そして衝撃のガン告知から、二人だけの最期の時間。生涯、明るさを失わなかった妻よ、君は天から舞い降りた妖精だった……。昨春、少年のような微笑を浮かべて逝った著者が遺した感涙の手記。」