riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">誰も守ってくれない</span>






モントリオール世界映画祭最優秀賞受賞
誰も守ってくれない
の試写会のチケットを貰った。公式サイトhttp://www.dare-mamo.jp/

私は貝になりたい」試写会は2組も当たったのに誰も行けず残念でした。舞台挨拶もあったでしょうに。疲れて行けなかったり忘れていたこともあります。冬は寒いし、夜なので友人誘うわけにもいきません。

おめでたの松田龍平もいい役で出ていますが、
脚本監督の君塚良一佐藤浩市志田未来母べえの舞台挨拶がありました。

佐藤浩市さんは満足してもらえると思うと、
帰宅するとお父さんの三国連太郎さんの「知る楽」やっていました。
立派な方なのです。
「戦争中、アジアの人に日常的にひどい扱いをしていた」と。

監督は「誰も僕を観てない」と笑わせていました。
「踊る捜査線」シリーズの脚本を手掛けてきた監督です。

テーマは容疑者家族の保護

ある日突然、兄が殺人容疑で逮捕された一家。

まだ逮捕されただけで加害者と決まったわけでもないのに容疑者家族へのヒステリックな非難を知ったのは冤罪であろう帝銀事件の平沢貞通から。

まず投石、罵声などで家にいられなくなる、
離婚や自殺一家離散に追い込まれる。
この映画はそういう状況プラス今のネット社会の暴走を描いている。

現代の病理を描いていてタイムリーです。
野次馬に行く元気も時間もない私です。
容疑者の妹や保護する刑事まで追いかけまわすなんて。

もっと人間的な他にしたいことはないのでしょうか。
甘いかもしれませんが読書や創作などの趣味で知的な喜びを知ってほしい。
自分がもしそういう立場になったらと想像したら、とてもそんなむごいことはできません。
赤毛のアンは想像力の大事さを訴えていたでしょう。

映画の「撮影は手持ちカメラがメインでほぼオールロケ、リハーサルからカメラを回し、役者のリアルな動き、表情、感情を切り取るセミドキュメント撮影という手法」だから一気に見せます。

主題歌は「イギリスの天使の歌声」ボーイズクワイヤーのリベラ
時に狂気じみてるのが容赦なく糾弾するマスコミ

私はあまりワイドショーなどみたくないのですがそれでも耳に入ってくる非難、カメラ、フラシュ、罵声、プライバシーの暴きたて。

もっと政治家や財閥、宗教団体にやってほしい。
スポンサーや視聴率が怖いから出来ないでしょう。

映画は警固役の刑事の心の傷も描いているのがいい。
この犯罪が物的証拠あったか、そこを見落としたかも知れません。
証拠なしに家族の証言引き出して…というのは気にかかります。


「そうか、君はもういないのか」のロケで使われた名古屋市公会堂の前にある噴水です。整備で2月末までだったか水は出ていません。

冬にヨーロッパへ行くと噴水は出ていないので、残念です。
初めは休みや費用の関係で冬や春先に行ってましたがやっぱり初夏がいいですね。