<span itemprop="headline">ベルサイユのばら外伝 アンドレ編</span>
は危惧があったけれどせっかく当地に来たので観てしまった。
最後のバスチーユにオスカルが出てこないなんて。
トップを引き立たせるためには何でもありですね。それならトップにオスカルをやってもらいたい。
箙かおる・一樹千尋はさすがです。
大浦みずきのオスカルは宝塚機関誌「歌劇」の中だけの幻。
アンドレの特別演出も見逃してしまった。
マンマーミーアやじいさんばあさん、ミュージカルベストテンも書きかけで気になるけれど、ちょうど朝日の「ニッポン 人・脈・記」が宝塚編なので。
宝塚御贔屓で「リボンの騎士」を書かれた手塚治も登場。
2月3日の「巻き髪に苦心 裏方の汗」の記事がよかったです。
ベルサイユのばら初演の御苦労は今までにも演出、出演者の話は聞いてきたけれど
その往年の大スター長谷川に「髪の毛が大事やねん」と注文付けられた美容師山中勝子。当時29歳。下の写真左側の女性。
欧州の貴族の明るい髪の毛を自然に出すのは無理とおじけずついて「降ります」と言ったら初代王妃役初風らが「山ちゃんが降りるなら私たちも」
引くに引けなくなってた。
カールをつけるコテが熱すぎると化学繊維の毛はちじれてしまう。
アントワネットの髪を漫画のようにてん盛りにするのは?
思いついたのはティシュの箱!。縦にして髪を巻きつけたが、
毛が足りなくて後ろは箱が半分みえていたなんて。
ベルばら前は観客が入らなかった。
公演が始まると、カツラの世話で夜なべ。
強いライト浴び出演者の汗がべっとりつくし、カールは伸びきっている。
一つひとつ巻きなおし、ドライヤーを当て、スプレーで固める。
睡眠2,3時間、体重も30キロ台まで落ちた山中さん。
あの首まであるオスカルの衣装は過酷。長いかつらにブーツの長さも半端じゃない!
マントまで着て出てるのは顔だけ。綺麗に見せるにはきついポーズが必要。
初演当時の方の潮あかりさんの歌唱!テレビでリバイバルで観ました。
初風さんはその後「エリザベート」「宝塚BOYS」で拝見。
特に後者はベルばら歌ってくれて感極まりました。
ベルばら初演、劇場に入れなくてパンフレットだけ買う人もいて初日に追加印刷を決めた。
しかしオイルショックの最中で印刷会社を回って頼みこんだそうだ。
裏方の苦労話、貴重ですね。