riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">「ひとりと1匹たち」と「海女のリャンさん」</span>


海女のリャンさん
http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/28173861.html
は1916年生まれで女に教育はいらないとされ学校に行けなかったが朝鮮学校の教師で収入のない夫に代わり一家の大黒柱だった。

あの「焼き肉ドラゴン」
http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/27681142.htmlに描かれたように家族が3つの国にわかれて住むことを余儀なくされた。

7人の子供を育てるために1年のうち3月から10月までの8ヶ月は日本各地で海女として、11月から2月までは正月も休まず餅屋などで働いた。

海女は収入が高いが100メートルも潜ると苦しいだけでなく危険が伴う。

1941年に夫と共に大阪へ。44年の大阪の空襲で済州島
に戻り、45年、祖国の解放。
48年、済州島4.3事件で、身の危険が迫り密航船で再び大阪へ。

次女は連れて行けず孤児院で育った。あの「オールイン」の孤児院を連想してしまう。のちに大阪に迎えたが母は出稼ぎで大阪にはいないし父の違う兄弟とそりがわず韓国へ帰国してしまう。

3人の男の子は朝鮮民主主義人民共和国へ涙ながらに送りださざるを得なかった。

彼女は子供たちとその家族15人にあげる生活物資を用意して万景峰号で北に行ったり済州島の親戚に会いに行ったり、韓国の孫もできて幸せそうな次女にも高齢を押して会いに出かけた。

韓国の娘に「私が悪いことをしたのでもないし、だれのせいにも出来ないよ…あの時代をうらむしかない」

たくましく生きるしかなかったリャンさん、あの頃の母は自分を犠牲にしてもいとわない。本当に立派なオモニに頭が下がります。今もおひとり暮らしなのだろうか。

一方昨夜のETV特集「ひとりと1匹たち 多摩川河川敷の物語」http://www.nhk.or.jp/etv21c/backnum/index.html
は悲しい。

昨日の政府のドタバタにも情けなくなる。

ホームレスのおじさんたちが犬や猫を可愛がっている話はよく聞く。

自己責任という言葉で責めたりホームレスの人を襲う事件もある。
弱者同士なのに襲うなんて。消火器を浴びせられたり、就寝中襲われて殺害されたり。なんと悲しいことだろう。

そんな河川敷に猫を捨てる人、拾って世話するホームレスのおじさん、猫もおじさんも懸命に生きている。

皆さん、一度は自殺未遂を経験している。誰でも紙一重。

親に早く死別し兄弟の行方も分からないおじさん。

おじさんの犬ももちゃんが捨て猫をくわえてきて懸命におっぱいをあげて育てた話もある。
台風で流されなくなってしまったおじさん、やっと帰ってきた猫も死んでしまったり。

嫌われ松子」も最後は襲われてしまいました。

同じETV特集辺見庸さんが、いまじっと見つめているのは、世界規模の金融危機に端を発した大恐慌の実相である。現在進みつつある“破局”は、経済だけのものではないと指摘し、新型インフルエンザや気候変動、地震など、日常の継続性を脅かす異質の危機が同時進行し、それらとともにこれまで自明とされてきた価値観や道義、人間の内面性も崩壊しつつあるのではないか・・・と述べる。


多摩川で暮らして6年目 16匹の猫と一匹の犬を飼っているおじさん
多摩川で暮らして2年目 4匹の猫と暮らしているおじさん
・ホームレスが飼う猫を撮影する小西修さん
・多くのホームレスは空き缶を売って生活しているが、世界不況の中、空き缶相場は暴落した


写真家、小西修多摩川にすむ猫を撮影しはじめて16年になる。河川敷に捨てられた猫たちが懸命に生きる姿に心ひかれてきた。小西にとって猫とつきあうことは、ホームレスとつきあうことでもある。ほとんどすべての猫は、ホームレスとなった人々が世話をしているからである。