riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">「ダウト あるカトリック学校で」</span>


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「ダウト あるカトリック学校で」を観ました。

まだ、人種差別がひどい1980年代、たったひとりの黒人生徒と、進歩的な神父(フィリップ・シーモア・ホフマン)、対立するがちがちの女性校長。これがあの「マンマ・ミーア」と同じストリープ!

たった一人で通学した黒人学生はどんなに心細かったでしょう。

校長は生徒から取りあげたラジオをひとりで聞いていたり人間っぽいところもあるのだけれど皆の前では冷たい態度をとります。

女生徒の髪飾りも没収。私も取り上げられたことはないけれどちょっと注意されたことがあります。今ならこんなことないでしょうね。

黒人生徒の母親役のヴィオラ・デイヴィスの演技も評判です。
校長にはっきり抵抗します。

校長が神父に抱いた疑惑は決して消えることなく広がっていき、疑いをかけられた者は、疑わしいだけで断罪されていく。

イラクとの関係に言及される方もいる。疑われたものはたまらない。

観てすっきりする映画ではないけれど人生ってこうですね。

以下はallaboutより。日本で上演されていたとは。
http://allabout.co.jp/entertainment/play/closeup/CU20080312A/ 


トニー&ピュリッツァー賞W受賞の話題作
画像の代替テキスト
現在、映画公開中の「ダウト あるカトリック学校で」は、2004年のNYのオフ・ブロードウェイでの初演が話題を呼び、05年にはオン・ブロードウェイに進出。その後、アメリカ演劇界最高の賞であるトニー賞最優秀作品賞と、ピュリッツァー賞演劇賞をW受賞した作品です。08年には、日本でも文学座アトリエの会が日本語で上演。(わたしは日本版を見逃してしまったのですが、)普遍的な社会の縮図を骨太に描いていた佳作と、こちらも好評を博したと耳にしています。



「信念」「疑惑」という
人類の普遍なテーマを正面からとらえた作品
画像の代替テキスト
本作で、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた、フィリップ・シーモア・ホフマン(左)
今回の映画は、その作者であるジョン・パトリック・シャンリィ自身が監督、脚本を手がけたもの(ちなみに、シャンリィは、『月の輝く夜に』でアカデミー賞脚本賞を受賞しています)。

舞台は、1964年の厳格なカトリック学校。人望の厚い神父(フィリップ・シーモア・ホフマン)と、学校唯一の黒人生徒との「親密すぎる関係」が浮上します。神父に強い疑惑を募らせ、女性校長(メリル・ストリープ)は、執拗に彼の排斥を試みますが──。

カトリック学校を舞台にしながらも、人種や宗教問題、児童虐待といった当時の米国の社会情勢のみならず、「疑惑(=DOUBT)「信念」という人類の普遍のテーマに正面から取り組んだ意欲作。

みどころはつきませんが、やはり印象に残るのは、アカデミー賞俳優部門の候補になった主要キャスト4人の演技合戦です。ストリープとホフマンの壮絶なバトルは、息をするのも忘れてしまうほど壮絶! というか、現在、公開中のミュージカル映画(「マンマ・ミーア!」)で、ファンキーなシングルマザー役で歌って、踊っている人と同人物とはとても思えません。
女優って、すごいなあ。そして、「黒」とも、「白」とも思えるホフマンの芝居も絶妙です。