<span itemprop="headline">花の生涯 梅蘭芳</span>
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いつも千円でしか映画は見ないのですがなんとこれは割引なしの2千円。入場者には北京の由緒ある寺院のお守りのプレゼントがありました。
花の生涯 梅蘭芳公式サイトhttp://meilanfang.kadokawa-ent.jp/
京劇は中国にとって宝のような伝統演劇。でも最近は女形も珍しいようです。
以前、女性だけの越劇がこの地方に来てくれて、ニュースステーションで紹介していたので観劇しました。劇場はシーンとしていて信じられないぐらい観客がいないのですが、綺麗で歌唱力の高い舞台をみせてくれました。
この映画はレビューにあるようにこんないい題材なのに盛り上がりに欠けてると思います。メイランファンの衣装まで借りて、玉三郎も公演した「牡丹亭」の一部も出ているようなのに。最後に戦後の舞台の場面でもあれば。
初めて京劇に接する方にはいいかも知れません。
スーパー歌舞伎で猿之助とも共演されました。人間業とおもわれないほどアクロバテック的な動きには感嘆しました。
メイランファンは日本の侵略に抵抗してチフス菌を注射したりひげを生やしで日本軍の為には出演しないと示す勇気ある行為を示す。
チフス菌なんて出てくると731部隊を思い出してドキッとしました。
日本人将校の六平直政、存在感ありますね。安藤政信は清潔感一杯。
メイランファンのおじさんが首に枷をかけられているシーン。
日本でも昔は演劇関係者はいやしめられていましたからね。
メイランファン自身にも枷があったでしょう。
青年時代のユイ・シャオチュンの可愛いのは文句なしですが。
チャン・ツィイーもわずかな男役のシーンの為に修行にはげんだようです。
普段のチャイナ服が上品です。愛人といってもドロドロなんてありません。
妻は愛人やもろもろのことにめげないで寄り添い続けます。
戦前のNY公演なども成功させました。
以下は引用です。
京劇の伝説の女形・梅蘭芳の、波乱に満ちた生涯を描く
中国の伝統芸能、京劇界で最高の女形として語り継がれる梅蘭芳は北京の京劇一家の三代目として生まれるが早くに両親を亡くし、叔父とも少年の頃に死別する。その後、美しい青年になった梅蘭芳は女形のスターに成長するが、伝統重視の京劇の世界に疑問を抱いていた。ある日、彼は海外で学んだチウ・ルーパイの講演を聞き感銘を受け、これからは京劇にも改革が必要だと思い知る。
『さらば、わが愛/覇王別姫』でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したチェン・カイコー監督が、再び中国の伝統演劇・京劇を題材にした、実話に基づくドラマ。京劇の全盛期に登場した天才的な女形・梅蘭芳の波乱の生涯を描く。主演は『天使の涙』『インファナル・アフェアIII』などのレオン・ライ。静謐な美しさをたたえた表情に気品漂う物腰は、伝説の女形に相応しいもの。また梅蘭芳の青年時代を演じたユイ・シャオチュンの屈託のない笑顔とかわいらしい女形の姿は実に印象的。そのほかチャン・ツィイーや安藤政信らの共演も見逃せない。本国での人気は当然としても、初の海外公演を成功させた梅蘭芳の功績の大きさに気付かせてくれる作品だ。