<span itemprop="headline">カムイ外伝</span>
この映画には色々批判はあるけれど、格差社会の今、差別がいかに人間を苦しめるか,人間の心に巣くってる蔑視感、差別感をえぐり出し、あらためて見つめ改善していくことにつながればいいと思う。
『カムイ伝』からまず読み取れるのは、どのような社会にも潜む差別構造と格差であり、それとの戦い方だ。私はこの「差別」ということを、江戸時代だけの現象として読んだのではなかった。今のこととして読んだのだ。そうでなければ、この21世紀のアメリカに、黒人の血を引く大統領が「初めて」誕生するはずはない。沖縄に在日米軍基地の約75%が集中するはずもない。差別と格差は常にあるからこそ、政治や社会に責任を押しつけてすまし顔をすることは、できないのだ。 格差が固定化する傾向にあるという。政権が変わったからと言って、格差が急に無くなるわけではない。固定化をするとしたら、その原因はむしろ、私たちの中にある差別感と無理解である。『カムイ伝』の武士たちは、自分たちが知らなかった人々の生活に、ある日気づいて愕然(がくぜん)とする。今でも、安定した生活を送っている人であればあるほど、大事なものが見えない。その自覚が必要だ。『カムイ伝』は「今」を教えてくれる。(たなか ゆうこ)
原作はずいぶん前に夢中になって読んだが手元にないので忘れてしまった。
佐藤浩市・土屋アンナの領主夫妻も傲慢さ、不気味で忘れっぽい無責任さを表していていいと思う。
対極の漁師夫婦(小林薫、小雪)の絆。
時に静寂なのもいい。こんな時に携帯鳴らして出たり入ったりするおじさん、奥さんの方は袋ガサガサで呆れたけれど
対極の漁師夫婦(小林薫、小雪)の絆。
時に静寂なのもいい。こんな時に携帯鳴らして出たり入ったりするおじさん、奥さんの方は袋ガサガサで呆れたけれど
ナナと一太郎さん
映画では表現されていないカムイの抜忍になった理由ですが、カムイ伝本編(全15巻)…江戸幕府が転覆するくらいの秘密を日置藩と
いう藩が握っています。それを調べるよう組織から指令を受け、秘密を調べあげたのがカムイですが、その秘密の内容が、士農工商エタ非人の身分制度をしく江戸幕府の祖徳川家康が、非人であることを証明する書類だったのです。 秘密を知ったカムイは組織に命を狙われます。抜忍にならざるえません。組織に疑問を持って
とか、自由を求めてとかではなく、抜忍にならざるえなかったのです。
映画では表現されていないカムイの抜忍になった理由ですが、カムイ伝本編(全15巻)…江戸幕府が転覆するくらいの秘密を日置藩と
いう藩が握っています。それを調べるよう組織から指令を受け、秘密を調べあげたのがカムイですが、その秘密の内容が、士農工商エタ非人の身分制度をしく江戸幕府の祖徳川家康が、非人であることを証明する書類だったのです。 秘密を知ったカムイは組織に命を狙われます。抜忍にならざるえません。組織に疑問を持って
とか、自由を求めてとかではなく、抜忍にならざるえなかったのです。
上記はナナと一太郎さんの記事です。
ヒトラーがユダヤ系だったという話もありますし、江戸時代の思想家安藤昌益が家康を批判し徹底した平等思想を持っていたことを思い出しました。どんな時代にも少数ではありますが見抜いて警鐘鳴らす人はいるものです。それを残酷に弾圧するのが権力者です。