riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">ようやくシネマ歌舞伎牡丹亭観ることができました!</span>







南安太守の令嬢・杜麗娘(とれいじょう)は、春のうたたねの夢に柳夢梅(りゅうむんばい)という若者と出会います。瞬く間に恋に落ちた二人は、13人の花神たちの祝福の中で結ばれ、歓喜の時を過ごしますが、気がつけばそれらはすべて夢の中での出来事でした。夢の中での恋が忘れられず、柳夢梅への思いは日増しに募り、その思いのあまり杜麗娘は病に罹り、はかなくこの世を去ります。しかし、二人の愛はそれでは終わりませんでした。そのあと信じられない展開が…

前にも何回か、御紹介した牡丹亭のシネマ版がようやく当地方に来ました!
遅い!(^-^;)

東京から始まり京都でも 「牡丹亭」と「牡丹灯篭の公開もすでに終わってるのに。
日本の怪談「牡丹灯篭」はこの中国昆劇の舞台から生まれました。

玉三郎楊貴妃は現代の創作舞踊ですが京都の玉三郎昆劇合同公演でも舞われました。私はこの演目の曲や雰囲気がとても好きなのですがさらにこの牡丹亭は玉三郎丈が歌いながら踊り演技もするのです。ミュージカル大好き人間の私にはこたえられない舞台です。

「ゆるやかに流れる水のように優美な歌声としなやかな舞、笛の音。」2001年に世界文化遺産に認定された中国江南地方の昆劇は能とほぼ同じ600年ほど前に生まれました。
その後、流行した京劇は私にはちょっと強烈すぎますが昆劇は優雅で玉三郎丈にはぴったりです。

歌舞伎は400年の歴史ですが今も女形は生き続けています。

中国やイギリスの女形はほとんどすたれていました。

梅蘭芳メイランファン玉三郎が尊敬する中国の女形、彼も昆劇を学んだといわれます。梅蘭芳は抗日の為、戦争中はひげを生やしていたそうです。

今年その梅蘭芳の映画が公開されました。


何がうれしいかと言って京都での初演初日と楽を観たのです。こんなことは二度とない経験です。東京でも公演されていなくて、京都の後、北京、蘇州公演があり11月に上海公演がひかえています。

北京、蘇州公演は観ていません、上海公演も観ることはできません。




第一部のドキュメントと舞台牡丹亭の2本立てなのでみごたえあります。途中に休憩あります。
玉三郎
牡丹亭の素晴らしい音楽と脚本が残っていて上演される喜び
牡丹亭の作者は老成しているのだけれどその中に未熟な話?が内包されている、中国の若い人は広い国で生きていかなければならないので…苦労があるなどと言うような意味のこと
を話されていました。

若い女性の「中国の昆劇は袖が長いけれど大丈夫か」などという質問にマイムで中国と日本の女形の違いをやって見せて歓声を浴びていました。日本では考えられない質問ですが。

レスリー・チャン張國榮との思い出話も。
チャンが玉三郎に「さらば、わが愛/覇王別姫」は玉三郎がやった方が良かったのではないかという冗談を言ったらしい。

シネマ歌舞伎では舞台では観ることができないマジックのような、場面も見られます。
特に、杜麗娘が母と死別する場面などは感涙ものです。
夢で逢った男性に恋こがれて死んでしまうなんて荒唐無稽でしょうがここが音楽と優雅な舞、演技力ですね。
蘇州語で歌い、芸術監督も務める玉様です。 琴、三味線、胡弓を演奏しながら歌う歌舞伎の阿古屋、シャンソンもお上手でびっくりです。
ネットで検索したら以前ゲットしたCDが高値になっています。宝ものです。


東京・東劇:5月30日(土)~
大阪・なんばパークスシネマ:6月6日(土)~
京都・MOVIX京都:6月13日(土)~
福岡・中洲大洋映画劇場:6月27日(土)~7月17日(金)
 
上記の4都市では、特別鑑賞券1,800円(当日券は2,000円)を絶賛発売中です。東京・大阪・京都の上映館のチケットは、チケットホン松竹、 チケットWeb松竹にても近日発売予定です。

また、以下の都市・上映館でも上映が決定しております。   

札幌・札幌シネマフロンティア:2009年秋
横浜・MOVIX本牧:2009年
名古屋・ミッドランドスクエアシネマ:2009年