<span itemprop="headline">素敵な女性たち</span>
素敵な笑顔でしょう。世界の紛争地、被災地で看護する伊藤明子さん(今はアフガン)日本の看護師としては初めての現場責任者となった。地元の名古屋から現地に飛び、看護部長として看護師に消毒の仕方を一から教えた。「薬をいっぱいくれるのが良い医師だ」と思い込んでいる患者には食事の大切さを説き、現地の言葉でダジャレを飛ばす。「笑いは免疫力を高めるんですよ」。
コミュニケーション能力を買われ、1月下旬、日本人の看護師としては初めて、赤十字国際委員会(ICRC)の現場責任者になった。11カ国から集まったスタッフ17人を束ね、手狭になった病院の改築予算や医師・看護師の配置を検討し、勤務評価も任された。
初の海外派遣は22年前。故郷の島根県からベトナム難民の救援へ。以来、東ティモールや同時多発テロ後のアフガン、インドネシア・スマトラ沖地震の現場に入った。
今年初め、一人の幼児が退院した。入院時は骨が浮くほどやせ、泣く元気もなかった子が笑って。「あの笑いに癒される。どこで見た笑顔も忘れられないんです」。今回の任期は5月まで。少しでも多くの笑顔に会うため、1月の一時帰国もそこそこに、アフガンに戻った。
中国女性の戦争の傷跡をたどる石田米子さん2110.2.11
笑いは免疫を高める、回復した幼児の笑顔に癒されるという伊藤さん
日本男性とわかると、体が震えだす、過去の記憶をはなしだすと失神してしまう女性。
貧しい農村で「恥部」としてひた隠しにされてきた女性たちの恐怖と苦しみが聞き取りにより、水のしみだすように語られ始めた。
貧しい農村で「恥部」としてひた隠しにされてきた女性たちの恐怖と苦しみが聞き取りにより、水のしみだすように語られ始めた。
「恥ずかしいのは自分たちではない」と98年、日本政府を提訴。
彼女たちの思いを知ってほしいと省の担当者を説得、昨年11月から一年間の予定で、初めて日本初の企画パネル展をスタート。
米子の名前は電算機研究者だった父の米留学に由来。それがいやでたまらなかった軍国少女は、敗戦で男女平等とアジア独立の息吹に触れ、中国の農民運動を研究、岡山大学教授になった。
世の中には立派な方たちがいるものです。
きな臭くなっている日本、このままでは困ります。
朝日朝刊「ひと」から
きな臭くなっている日本、このままでは困ります。
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