riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">パリのレ・ミゼは新演出!</span>





シャトレ座公式サイトで動画が見られます。

又偶然なのですが、今日は朝はゲゲゲの向井理が、昼にはジャンバルジャン役の別所哲也が登場!
向井さんは期待された科学者だったのですね!大学時代の専攻は遺伝子工学、第29回国際動物遺伝学会議のベストポスター賞受賞。

レ・ミゼラブルは子供の時、「ああ無情」と言う名前で子供版を読まれた方も多いと思います。

この舞台はパン一切れを姉の子供のために盗んで20年近く牢につながれたジャンバルジャンだけが主役ではないのです。
真摯に生きた人々を素晴らしい脚本と音楽で感動させます。

最初に観た時はわけがわからないぐらい舞台はあっという間に進んで、最初にわあ、いい曲だと思わせるのが最近有名になったスーザン・ボイルがテレビで歌った「夢破れて」ですね。

彼女はレ・ミゼ出演者やエレンページと共演してましたね。

彼女の歌う「夢破れて」はコゼットの母ファンティーヌの歌。
男に裏切られて苦労してコゼットを育てる薄倖の女性、
日本初演では私は岩崎宏美や伊東弘美で観ました。

別所さんはレ・ミゼ初演を見て(私もです)ミュージカルなんてチャラチャラしてると思っていたが実は衝撃的でこんなに人を感動させるものかと再認識

世間ではまだ誤解があるようなミュージカル。
でも半端な精進ではミュージカルは出来ません。
演技・歌・ダンス、と俳優としての技術を駆使してお客様と感動を共有出来ると別所さんも言っています。

実は別所さんのジャンバルジャンは未見。
「オペラ・ド・マランドロ」(三文オペラではアフタートークまであり凄く楽しかったです。

最初の写真はパリシャトレ座の天井、シャンデリアです。
ロビーはあっさりしているのですが、内部は華麗なオペラ劇場。

パリに着いた翌日、オルセー美術館ルーブル近くの装飾美術館鑑賞後シャトレ座に歩いて行き、ちょっとだけ並んでレ・ミゼラブルのチケット買いました。(2010.6.1)結構良い席がありましたがロンドンに比べると二倍のような感じです。
初めてロンドンに行ったのは95年、私のミュージカル観劇人生
四季の半額の値段でオリジナルが観られると感動したものです。
旅行会社に頼んだりすると二倍ぐらいになってしまいます。

この日はパレロワイヤルの中庭やパッサージュ、コメディーフランセーズなどの建物も見学。




直行便でウィーンやロンドンに行った時はその夜に劇場へ駆けつけオペラやミュージカル観たこともあります。

予約しなくてもほとんどチケットはあります。

ウィーンではすぐメトロに乗って(これが初めての海外一人旅でした。冬の事でもう暗くなっていたのに自分でもよくメトロに乗れたと思います。

帰りは深夜、同じような建物ばかりで迷いつつ帰りました。この時はホテル付き、オペラに凝っていたときなのでドイツのノイシュバンシュタイン城に行きたいと相談したらある旅行会社にはドイツ語も出来ないのにと馬鹿にされたのですが近畿日本ツーリストミュンヘン行の列車の時刻も教えてくれて、後でお一人なのに良くやられましたとほめてくれました。
ミュンヘンの駅のホテルにチェックイン。駅で右往左往したのですがホテルに観光バスが迎えに来てくれることがわかりリンダーホフ城ノイシュバンシュタイン城に行くことが出来ました。ノイシュバンシュタイン城の美しさ!
帰りのバスの中から冬でも青々した芝生やアルプスに山並みにも感動しました。
ウィーン歌劇場では何とか天井桟敷のチケットゲット、サロメ150円!ぐらいでした。
別の日に魔笛をまともな席で見ました。イタリアではウィーンと違い毎日公演がなかったりして完売、用心しすぎてお金をちょっとしか持ってなくでダフ屋のチケットも買えなかった。

ロンドンでは「スターライトエクスプレス」「オリバー」を到着いた晩に観ました。

オリバーはのちにマドンナとミュージカル映画エビータで競演した有名なジョナサン プライスが出ていて喝采を浴びていました。

「CATS」は劇場でチケット買ったら四季では絶対買えなかったムービングシートが買えたり猫(俳優)に触られた思い出があります。

今回は直行便がなくホテルに着いたらもう8時近くであきらめました。
開演は8時と、日本では信じられない遅さでしょう、これならお勤めの方も観られますね。




さて本題ですが、普通、見慣れたリトルコゼットの顔がない舞台、

あれっと思っているとしぶきがあがりました。

ジャンバルジャンの最初の登場は海の上、他の囚人と船を漕がされていました。
そう言えば原作でも船の場面ありました。原作は文庫本では五冊、このミュージカルのおかげで全部読んだのですが脱獄、脱獄の場面と地下水道などのユゴーのウンチクが長いこと。
前にユゴーの浮世絵や染付一杯のパリのお宅を訪問しました。




エポニーヌは黒人系のスリムな俳優。私は日本初演島田歌穂のファンです。
彼女はエリザベス女王の前でもレ・ミゼの歌を披露。




一番驚いたのがバリケードが小さくて、アンジョルラス、ガブローシュの見せ方が小さかったことです。

今まで観た舞台は二幕にエポニーヌの感動的な歌の後、舞台両側から巨大なバリケードが出てきて度肝を抜くのですが。

少年ガブローシュ(大活躍の山本耕史が子役でした!)がバリケード~出て球を拾いながら死ぬ場面やアンジョルラスが派手に英雄的に死ぬのでなく割とあっさりでした。

ロンドンでは大人の女性で観ましたが今回は子役でした。
娼婦たちのメイク、衣装もどぎつくなかったです。
そう言えばバガテルでそういう女性たちを観ました。ジョギングする人が通るぐらい。




一幕の終わりもあんなに大掛かりではありませんでした。感動が薄れるような演出でした。

テナルディ夫人は日本初演鳳蘭、日本初のオーディションと言っていましたが彼女なんかは始めから決まっていたでしょう。

今回のテナルディエ夫人はとてもチャーミングでテナルディエとともに観客を沸かせていました。
大浦みずきのテナルディエ夫人や記念の時のアンジョルラスが観られなかったのは痛恨でした。



アンジョルラスやジャベールを演じている岡幸二郎さんも観たかったそうですか、岡幸二郎ブログ
今月末からパリで上演される『レ・ミゼラブル』のポスターを見ながら後ろ髪を引かれる思いで帰ってきました。とあります。
岡さんも凄く長身でかっこよくよく歌唱力があるので大好きです。

ロンドンではカーテンコールは撮影OKだったのでパリでもと待っていたらあっさり終わってしまいました(苦笑)
日本では最近やり過ぎじゃないかな、俳優さんを早く休ませてあげたいと思うほど、延々とカーテンコールが続くことがあります。

追記
一幕の終わり「ワンディモア~♪」kiyolove様ご指摘通り拍子抜けするほど感動が薄まる演出でした。
ジャベールの死も前の方がよかったです!
橋のほうがさっと上がって入水したのがよくわかる画期的な演出だったのに。ジャンバルジャン役はじめ俳優さんたちはさすがですね。
レ・ミゼでミュージカルにはまった私が特に観たいともおもわなかったこのパリの25周年記念舞台に導いてくれたり、様々な失敗をクリア出来たのも神様?仏様?のおかげとしか思えません。
読んでくださり応援してくださる皆様、ありがとうございます!幸せ者です。