riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">ガラスの仮面・音楽劇二人のヘレン</span>



 
 

ガラスの仮面45巻 が今月末に出ます~♪

1976年から始まった美内すずえガラスの仮面 を実際に読んだのは8年ぐらい前の入院中です。子供が中古で買ってきてくれたのです。そんな機会でないと読めなかったかもしれません。
読みだしたらもう面白くてたまりません。絵が昔風の少女漫画と言われますが内容は演劇好きの大人にもこたえられません。

1997年、テレビ朝日系列でテレビドラマ版も面白く観ました。


北島マヤ安達祐実 適役
姫川亜弓:松本恵(現・松本莉緒)(スペシャルのみ中村愛美
速水真澄:田辺誠一
月影千草野際陽子
桜小路優:小橋賢児
姫川歌子:かとうかずこ(現・かとうかず子
小野寺一:佐戸井けん太
水城冴子:戸川京子
小林源造:六平直政
鷹宮紫織:佐伯伽耶
田代鈴子(乙部のりえ):佐伯日菜子,印象的
北島春:藤真利子
、舞台版で姫川亜弓を演じていた。

舞台版は香坂みゆき・高師深雪版、1988年の 坂東玉三郎演出 * 北島マヤ大竹しのぶ これが観たかった!
1982年ラジオドラマでは#速水真澄:野沢那智 青木 麗:戸田恵子 OVAで戸田さんは月影千草も!

紅天女 (くれないてんにょ)
2006年2月24・25日に国立能楽堂で初演された新作能。作中の架空の戯曲『紅天女』を元に原作者・美内すずえが監修して完成させた。脚本は植田紳爾。シテの紅天女役は56世梅若六郎

2008年の蜷川演出版も観られませんでしたので。


ガラスの仮面・音楽劇二人のヘレン

舞台は上演前の稽古から始まる臨場感。こんな私でもナガシと先生が言うレッスンを受けたことがあります。難しかった。
新体操の先生でしたのでバレエの雰囲気がありました。

この稽古シーンが結構長く、次に大きなマンガのパネルが登場、
ベルばらもそうですね。マンガから生身に人間の舞台へ。

そこの能面の紅天女がフライング、これが幻想的でうっとり。
舞台の終わりもマヤと亜弓が長く美しくフライング、宙乗り

マヤは母親からもとりえがないとさんざん言われるのですがこれが不思議、
お約束なのでしょうが、これが本当の話だったら手放しで娘の天才ぶりに酔いしれるでしょう(笑)

お嬢様で両親とも監督(ですよね?)やトップ女優の亜弓、このフェアなライバル関係はなくてはならないものでしょう。

伝説の『紅天女』を演じるため、月影千草の下でレッスンに励む北島マヤの試練。『紅天女』の上演権を狙う速水真澄の思惑。ライバル姫川亜弓の心をかき立てる想い。そして桜小路優が抱くマヤへの直向な恋心。『奇跡の人』のエピソードを軸に描かれる、マヤと亜弓、2人の対決の行方は…?

原作/美内すずえ 脚本/青木豪 演出/蜷川幸雄 音楽/寺嶋民哉
キャスト/
北島マヤ大和田美帆 ヘレン、大熱演
    姫川亜弓奥村佳恵 綺麗でイメージ通り、素敵な新人
    桜小路優…細田よしひこ、初めて拝見かな、長身
    速水真澄…新納慎也
初めて認識したのは大浦みずきも出ていたイーストウィックの魔女たち』でしょうか、元歌のお兄さんでエリザベートのトートダンサーだったのですね。道理で歌がうまく目立ちます。モデル出身でスタイル抜群、お歌もいいですね。
    小野寺…原康義
    青木麗…月川悠貴 マンガでは女性でしたがここでは男性が演じてるのであれって思いました。
      源造…岡田正
      二ノ宮恵子…黒木マリナ
      北島春・原田菊子…立石涼子
      姫川歌子…香寿たつき 宝塚時代、当時トップの大浦さんに毎日渡すタオルを変えていたとか。ダンスも歌も演技も上手です。
      月影千草夏木マリ、存在感が素晴らしい! 新劇御出演の頃から観ています。

花山 佳子さんは「雨に唄えば」などで私にはお馴染み。
さすが東京芸術大学声楽科卒業。三味線が御趣味とは。

圧巻は何と言ってもヘレン・ケラーの水の場面ですね。映画でしか観たことがないのですがこの舞台でもこれを観ることが出来、満足です。

目が見えない、耳が聞こえない、口がきけないという三重苦を背負った娘が不憫で甘やかし食事も手づかみだったヘレンを身体を張って教育したサリバン先生。

物には名前がある。これがわかった時のヘレンとサリバン先生の喜び、これは普遍的な事、教育の醍醐味で誰でも経験があるでしょう。わかれば嬉しい!

ところが
ヘレン・ケラー神話によると

クライマックスシーン「ウォーワー」の真実

ほとんどの人にとっては、ヘレン・ケラーというと真っ先に思い浮かぶのは「奇跡の人」のイメージだろう。特に、井戸端で「ウォーワー」と叫ぶシーンの印象が強いと思う。
しかし、実際には「ウォーワー」とは言っていない。このシーンは、戯曲家ギブスンの創作だ。もっとも、一般にこのイメージを定着させたのは1962年のアーサー・ペン監督の映画「奇跡の人」かららしい。

実際にはどうだったのかは、サリバン先生の手記「ヘレン・ケラーはどう教育されたか」でうかがうことができる。確かに、井戸端で言葉の意味を悟るシーンはあったようだ。が、実際の状況は映画や劇・マンガのようなものとは異なる。
以下に、「ヘレン・ケラーはどう教育されたか」での記述を示す。

井戸小屋に行って、私が水をくみ上げている間、ヘレンには水の出口の下にコップをもたせておきました。冷たい水がほとばしって、湯のみを満したとき、ヘレンの自由な方の手に「w-a-t-e-r」と綴りました。その単語が、たまたま彼女の手に勢いよくかかる冷たい水の感覚にとてもぴったりしたことが、彼女をびっくりさせたようでした。彼女はコップを落とし、くぎづけされた人のように立ちすくみました。
ある新しい明るい表情が顔に浮かびました。彼女は何度も「water」と綴りました。それから、地面にしゃがみこみその名前をたずね、ポンプやぶどう棚を指さし、そして突然ふり返って私の名前をたずねたのです。私は「Teacher」と綴りました。
(中略)
家にもどる道すがら彼女はひどく興奮していて、手にふれる物の名前をみな覚えてしまい、数時間で今までの語彙に三十もの新しい単語をつけ加えることになりました。

ごらんの通り、発声したという記述が全くない。そもそもヘレンが発音できるようになるのはもっと後の話で、この当時は発音訓練はしていなかった。発音しなくなって久しい状況で、声が出てくるという方が不自然なのだ。

奇跡の人というのはヘレン・ケラーのことではなく、このアン・サリヴァンのことである。ウィキより

追記 『紅天女』は「夕鶴」を思い出しませんか。
# 木下順二は、この作品を山本安英に演じさせる為に書いたとされる。山本は1949年の初演以来、1986年まで37年間、公演数1037回主役・つうを演じた。木下は山本存命中は、プロへの上演許可を出さなかったといわれている。
# 山本逝去の4年後・1997年に坂東玉三郎がつう、渡辺徹が与ひょうを演じた舞台も話題・好評をよんだ。

オペラ夕鶴もありますね。私は鮫島有美子さんで一度だけ観ましたが多くの方が歌われているんですね。