riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">京都大原寂光院と建礼門院徳子大原西陵</span>



  

先日犬山の寂光院の御開帳に行きましたが今回は



寂光院の住職の瀧澤智明でございます。
ここ大原寂光院聖徳太子様のご創建になり、『平家物語』大原御幸で知られた建礼門院様が隠棲し晩年を過ごされた尼寺でございます。
2000年5月不慮の火災により、由緒あるご本堂が焼失し、本尊地蔵菩薩様も大きく焼損いたしましたが、幸いに皆様のご支援により5年後に元通りに復興し、私も2005年6月に新住職になりまして今日を迎えております。
1982年に寂光院に入寺しましてずいぶん年月が過ぎましたが、歴代を初め、先代様のご遺志を引き継ぎ、天台宗の尼寺としての伝統と格式を保持しつつ、よりよいお寺になるよう護持して参りたいと念じております。
どうか皆様のお力添えをいただき、寂光院にお越しになる多くの方たちと語り合い、ともに学び歩みながら、現代人にとっての心の癒しとなれるようなお寺にしたいと念願いたしております。


 

 

 

 

 

 孤 雲 (茶室)

京都御所で行われた昭和天皇の即位の御大典の際に用いられた部材が寂光院に下賜され、それをもとに茶室を造り、昭和6年3月に千宗室宗匠をたのみて献茶式を催し茶室開きを行ったものである。
「孤雲」の名のいわれは、建礼門院のもとを訪れた後白河法皇が、粗末な御庵室の障子に諸経の要文とともに貼られた色紙のなかに、「笙歌遥かに聞こゆ孤雲の上 聖衆来迎す落日の前」という大江定基の歌とともに、「思ひきや深山の奥にすまひして 雲居の月をよそに見んとは」という女院の歌を御覧になって、一行涙にむせんだという『平家物語』の大原御幸のなかの一節にちなむ。


 

茶室「弧雲」への玄関門の屋根の部分。 写真に撮られている方をカットするとこんな具合。
温泉と昼食後で人も多く、昔のような感慨も薄れます。

 

 

再建されたご本堂


 


 

春には石段の下の扉が閉まっていたと言う建礼門院徳子大原西陵

ドラマや歌舞伎などでもお馴染みの建礼門院徳子、子供の安徳天皇も失い一人生き残った気持ちはいかばかりだったでしょう。


 




 


 
兎や虎、馬など干支の小さな置物


 

大原三千院寂光院へ行く途中の洋品店(アンティークなタンスなどに洋服が展示されてました)で猫の首をむんずとつかんだ女性に、お店の人は「よく捕まえましたね、野良でつかめないのに」と。私もあまりの勢いにびっくり、お店の看板猫かと思いました。

次は特別公開の瑠璃光院です。