<span itemprop="headline">首相官邸に抗議に行こう その5</span>
「集団的自衛権」行使容認の閣議決定に向け、この間、自民党と公明党間で「安全保障法制の整備に関する与党協議会」が重ねられてきました。24日の会合では、政府から閣議決定の最終案の提示が行われる予定であり、これをもって週内の与党間合意をめざそうとしています。
断じて許すことはできません。緊急に国会前での行動を提起いたしますので、ぜひご参加をお願いします。
与党協議で勝手に決めるな!6.24国会前緊急行動
日時:6月24日(火)10時から13時まで
場所:衆議院第二議員会館前(地下鉄国会議事堂前・永田町下車)
内容:座り込み、抗議のアピール
昨夜、「戦争をさせない1000人委員会」のホームページが上記のように更新されているのを発見し、今朝7時半に家を出て、参加してきた。
8時集合の抗議活動の時を考えると、30分前ならもう誰か来ているかと思ったが、当然のように一番のりだった。しかし、15分前になっても誰も現れず、不安になってホームページの内容を確かめたが、やはり10時からという時間も、この場所も、間違いは無いようだ。
9時50分頃、二人の男性が到着。二人とも誰もいないので「あれっ!」と驚いた様子…。
道の向かい側から、白いシャツの私服の公安警察が3人、こちらを見ている。公安のほうが来るのが早いのは、彼らは仕事だからだと、冗談を言い合う。
このところ、抗議行動は連日連夜だ。昨夜も大きな規模の抗議行動が官邸前であり、皆さん、お疲れなのだろうとのこと…。また、平日の昼間は、仕事を持っている人は参加が難しいとのこと…。昨日は仕事で参加できなかった代わりに、私は今日、頑張ろう。
しかし、この間、どんどん人が増える。
10時間近になって、拡声器、幟、横断幕などが、車で運ばれてくる。主催者のスピーチの後、シュプレヒコール開始…。何日か休んだからか、声の調子は最高だ。けっこう声が伸びてる。
「集団的自衛権、反対!」
「行使容認を許さないぞ!」
「閣議決定をやめろ!」
「与党協議で勝手に決めるな!」
「解釈改憲、反対!」
「安倍内閣は民衆の声を聞け!」
「平和を求める民衆の声を聞け!」
「公明党は、踏ん張れ!」
「私たちは諦めないぞ!」
「最後まで諦めないぞ!」
「頑張ろう!」「頑張ろう!」 「頑張ろう!」
シュプレヒコールの合間に、喋りたい人がそれぞれスピーチをした。
「中野の駅前で集団的自衛権反対のチラシを配っているが、最近は受け取ってくれる人が増えた。」
「先日、今まで見たことのないくらい大勢の右翼が集まっていて、外国人労働者を入れるな、日本の労働者を守れと主張していた。右翼が『労働者を守れ』とは、不思議なことがあるものだ。」
「砂漠でPKO活動を行うとき、自衛隊は砂の色の迷彩服ではなく、目立つ緑の迷彩服を着る。そして首のところに大きな日の丸を付けている。それは9条の平和憲法を持っている日本の自衛隊であることを強調するためだ。日本は他の国と一緒になって攻撃をしてこないということは、中東の扮装地帯においても、現地の人に認識されている。その状況が集団的自衛権の行使容認で変わってしまうことは、自衛隊員が一番よく分かっているはずだ。」
「7月6日にオーストラリアへ外遊するまでの閣議は、1日と4日だ。4日だと何が起こるか分からないので、1日に閣議決定しようとするだろう。閣議当日は抗議活動を行うが、政府の動きによっては、緊急の行動を呼びかけるかもしれない。集合をお願いしたい。」
国会見学の中学生、高校生に、「集団的自衛権って知ってますか。それが決まったら、戦争に行かねばならなくなる。戦争に行かねばならないのは、年とった私たちではない。君たちだ。外国の見も知らぬ人を、国の命令で殺さねばならなくなる。その覚悟はありますか?」と、思わず耳を傾けさせる説得力でスピーチした方もいた。
途中、雨がパラパラと落ちてきたが、天気は持ち直す。
12時近くなると陽射しが強くなり、暑くなってきた。残り時間が1時間を切ったこの辺りから、シュプレヒコールはヒートアップ。途切れなく、長時間のアピール。私の大きな声は、絶対、拡声器を通した声に負けてなかったと思う。
「戦争、反対!」
「戦争、反対!」
「頑張ろう!」
「頑張ろう!」
「頑張ろう!」と、こぶしを空に突き上げて、12時55分に散会となった。
座り込みと言っても、座らず、3時間ずっと同じ場所に立っていたので、足元が微妙にふらつく。私より年配の方が頑張っておられたから、大変だったのではなかろうか。
隣にいた方は72歳の、元官僚の方。帰路、地下鉄で銀座までご一緒し、車中、いろいろとお話をした。きっと、また、お会いすることがあるでしょうと、握手して別れた。
転載元: 歌舞伎 、創造の翼にのる