<span itemprop="headline">怒りがこみ上げる中電の裏金作り</span>
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西さんからのメールです。
みなさま 西英子です。
８月１日、暑いなか ご参加くだった方々 おつかれさまでした。
参加者３７名が、中電に対する怒りが頂点にたっした４５分でした。
冒頭、以下のような、申入れを読み上げ、提出しました。
中部電力株式会社 ２０１４年８月１日
代表取締役社長 水野明久様
「裏金問題」に関する申入れ
朝日新聞７月２０日以以降の報道によりますと、貴社は２００４年までの
約２０年間に約２億５千万円の裏金をつくり、政界工作や芦浜原発立地対
策に充てていたと、元役員が証言をしています。
発注者の優位な立場を利用して、建設会社などから資金を出させ、それを会
計帳簿に記載せず、簿外で管理して裏金として利用していたとされています。それ
らは、発注額に上乗せするなどして業者に戻していたと証言せれています。
総括原価方式によって、発電に要した費用として原価に組み込んでしまえば、政
私たち電気利用者はそのことを知らないうちに、中部電力が請求する通りの料金を
払ってきました。
中電の役員の証言は、裏金のつくり方や使い途がきわめて具体的で詳細なもので、
真実を語ったものに違いありません。しかし、貴社の広報部は「そのような事実は把握
していない」と言っておられますが、元役員の証言をそのように切捨てる無責任さに
貴社の「体質」を見るお思いがします。
電力各社は１９７４年、「政治献金分まで電気料金を支払いたくない」との世論を
受けて、企業献金の廃止を宣言しています。しかし、中電の元幹部は、１９８０年代
廃止宣言は骨抜きにされてしまったのです。
今回の「証言」について多くの質問がありますが、私たちが特にお聞きしたいことは、
次のことです。
① このような裏金工作は２００４年までだけが証言されていますが、２００５年
以降、何年まで行っていたのですか。現在も行っているのでしょうか。
自治体や住民への「説得工作」を行っていいますが、その場合も裏金が使われている
のでしょうか。
７月３１日、水野社長は記者会見で「過去の事実関係について確認が必要とは
考えていない」と述べました。しかし、裏金問題を闇に葬らず、明るみに出すのが公共
事業を担っている電力会社の社会的責任です。逃げないで真実と向き合って下さい。
そのことを要求するのは電気料金を支払ってきた私たちの当然の権利です。
電気利用者有志
まとめ役 西 英子 以上
（ やり取りの内容ー概要 ）
午後４時から、参加者３７名と中電側３名のあいだで交渉がありました。
中電の態度は、７月１日の社長発言「過去の事実関係を確認する必要はない」という、知らぬ、
存ぜぬの態度でした。
質問「神田元知事は裏金を受け取った事実を認めている、その発言がウソなら神田さんを名誉
毀損で訴えるべきではないか」ー回答「そのような考えはない」
質問「第三者委員会を立ち上げて真相を解明すべきだ」ー回答なし。
質問「多数の住民を集めて、公開の場で説明すべきだ」－回答なし。
質問「芦原原発立地で莫大な買収資金を流して、住民を分裂・対立させた中電の責任は大きい」
ー回答なし。
質問「私の友人は中電の芦原原発立地対策担当だった。カネは使い放題だったが、もうこんな
仕事は二度としたくないと言っていた」。（中電ＯＢからの発言）
質問「裏金つくりに協力した企業との契約はどんな内容か明らかにせよ」－回答「個別の件について
は回答できない。」
などなど、参加者から多数の発言がありましたが、全部をお伝え出ませんで申しわけありません。
中電側は「社長発言の通りなので、この問題はこれで終にしたい」との一点張りに終始しました。
逃げの態度で、誠実さは微塵も感じられませんでした。
官僚的答弁で、「お客様に申しわけない」という発言は一言もありませんでした。
４時４５分終了。
