riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">「文官統制」廃止へ法案 制服組、立場対等に</span>


「文官統制」廃止へ法案 制服組、立場対等に
<設置法改正 防衛省が来月提出>
東京新聞 2015年2月22日 朝刊)
 
防衛省が、内部部局(内局)の背広組(文官)が制服組自衛官より優位を保つと解釈される同省設置法一二条を改正する方針を固めたことが分かった。自衛隊の部隊運用(作戦)を制服組主体に改める「運用一体化」も改正法案に盛り込む。背広組優位からの転換となり、背広組が制服組をコントロールする「文官統制」の規定が全廃される。制服組や制服OBの国会議員からの強い要求を受け入れた形。」
 
「<纐纈(こうけつ)厚・山口大教授(政治学)の話> 政府の十分な説明もなく、国民的議論もないままに文官統制を実質無にする案にぼうぜんとする。大胆な恐るべき改悪だ。このまま法律が変われば、文官は軍事的分野に立ち入れなくなり、制服組優位が実質化してしまう。防衛強化の流れの中で非常に不安が大きい。戦前、軍事専門家である軍人に全てを委ね、国民が知らないうちに決定がなされ、戦争に突入してしまった。その反省からつくられた文官統制をほごにするのは、歴史の教訓の全否定につながると考える。」
 
 

 
転載記事です。
 
<「文官統制」廃止へ法案 制服組、立場対等に>
今朝の『東京新聞』1面トップは文字通り衝撃的です!
戦前の「軍部」暴走の反省から作られた「文官統制」を廃止するという、「歴史の教訓の全否定につながる」恐るべき暴挙です。
野党よ、国会で何としても食い止めるたたかいを!...

そのために国民が声を大きく上げましょう!
僕は19日に、防衛省自衛隊の機関紙的な色彩が強いとみなされる『朝雲』が、自衛隊の能力を強化し、現行法を改正すれば、人質救出作戦は可能であるかのような国会での議論を批判して、ネット上で話題になっていたことについて、こう書いたばかりでした。
その危惧がまさに現実のものになりつつあります!
「『国会質問を聞いていると、陸上自衛隊の能力を強化し、現行法を改正すれば、人質救出作戦は可能であるかのような内容だ。国民に誤解を与える無責任な質問と言っていい。』
「政府は、…海外における邦人保護には自ずと限界があることを伝えなければならない。私たちは、日本旅券の表紙の裏に記され、外務大臣の印が押された言葉の意味を、いま一度考えてみる必要がある。」
『国会質問』ではという書き方になっていますが、こうした見解を真っ先に言い出したのは、もちろんアベ首相です。
つまり、防衛省自衛隊の準機関紙とも言うべき新聞が、公然とアベ首相を批判したということになります。
内容は、正論です。
恐らくはこれが防衛省自衛隊の制服組の、現時点での多数意見なのでしょう。
しかし、これをもろ手を挙げて歓迎とばかりは言えません。
第一に、防衛省自衛隊の制服組が冷静だと言うよりも、アベ首相のあまりの暴走ぶりが防衛省自衛隊の制服組から見ても非現実的で異常なものだということだからです。
第二に、それ故に敢えて声を挙げたのかもしれませんが、防衛省自衛隊の制服組が今後も常に冷静で憲法を遵守し続けるという保証は何もありません。したがって、その制服組が首相のあまりの暴走に公然と声を挙げたことが、今後、戦前の『軍部台頭』のようなタンーニング・ポイントになる可能性を、僕は恐れます。
アベ首相の暴走は、そうした可能性をも呼び込みかねないという点で、きわめて危険なものだということですね。」


転載元: 幸せの青い鳥