riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">甘利は自分に甘い。これで、検察が動かへんかったら、日本には与党の犯罪を問う手段がない</span>

2016-01-29

甘利は自分に甘い

甘利のオッサン、辞めんねんてな

そらそうやろ、そんなん当たり前や

えっ、そんでも辞めんのは「大臣だけ」って?

えっ!? なんでそないなんのん?

政治家辞めるって話とちゃうかったん…!?

…と、素朴に感じた昨日でありましたが、

甘利さん、記者会見当日の午前中は「金銭授受を否定し続投表明」…って推測記事が出てたのに

週刊紙が続報を出したとわかった途端に辞めることにしたのね…


そんでも、辞めるのは「大臣だけ」で、政治家(国会議員)は辞めへん…と

なんだか責任を取ったのか取ってないのか(反省してんのか開き直ってんのか)よくわからんやんか

(ぼく、(口利き依頼とそのお礼の趣旨の)金銭授受を認めたら政治家辞めなアカンやろ…と思てたのに)


ところで、甘利さん、昨日の記者会見では「美学」とか「矜持」なんて言葉をつことったけど

自らの金銭授受を「一週間かけてやっと」認めた(…というか、認めざるを得なくなった)というのに

大臣辞めるだけで済ませよう、悪いのは秘書で、もっと悪いのは業者…ってことにするのが

アナタの「美学」なのね…(って、それは「美学」ではなくて「醜学」って言うのやないのかな…?)

(さらに、秘書は速攻で辞職…ってことにしたのに、自分は公職(=国会議員)にとどまる…というのが
 なぜに「美学」なのか、ぼくにはさっぱりわからんのやけど
 最近の自民党の政治家の使う日本語はムチャクチャや…ということだけは、しっかりわかるわ)


で、この問題が表に出てから、一番最初に安倍ちんの召集がかかった「NHK」は

この問題をずっと「政治資金規正法違反の疑い(問題)」として報じてるし

その後に召集がかかったその他のメディアかて、やはりこの問題を

「(甘利の)金銭授受疑惑」と報じてるんやけど、この問題は「政治資金規正法違反」の問題というよりは

「あんせん利得処罰法違反の疑い」ってことやないのかね?


そやかて、これ、「口利き」を依頼されて金銭を受け取った…って話やんか

(→つまり、口利きと金銭が「対価」になってる話やんか)

今までの週刊紙報道の内容だと、金銭が「口利きの見返り」であることを

公設秘書のみならず「甘利自身も認識してた」ってことになってるやん

ってことは、これは(実際にUR側と接触のあった)公設秘書のみならず

甘利自身も罪に問われる話とちゃうのん?

(そやかて、常識的に考えてこんなことを親分(=甘利大臣)に黙って公設秘書がするかいな…)


この点、あっせん利得処罰法は、口利きを依頼された側が

「その権限に基づく影響力を行使して」あっせんすることが要件になってるところ

検察幹部は「権限に基づく影響力がある」と立証するのが難しい…というような予防線を張っとるけど

国会議員の権限」はもとより広汎かつ強力なものであり、それゆえ、

こうして甘利の秘書が(甘利の承認を得て)URに「影響力」を行使し(補償額の増額を勝ち取っ)ているのだから

その立証は、何も困難ではないやんか…と、ぼくは…と言いたいトコですが

東京地検特捜部で現在は弁護士の郷原信郎氏も言うてはります

(→「甘利大臣、「絵に描いたようなあっせん利得」をどう説明するのか」参照)


…ということで、こんなん「大臣辞めて秘書をクビにしたらお終い」って話ではないし

検察は立件に向けて動いてしかるべきである…と思うねんけど

これでもし、検察がピクリとも動かへんかったら、日本には与党の犯罪を問う手段がない…という、極めて怖ろしい話になるな


転載元: mimiの日々是好日