<span itemprop="headline">私たちは『買われた』展</span>
寺島しのぶがナレーションと言うので観ました。
彼女の、出世作赤目四十八瀧心中未遂 （2003年）
これも兄に売られていく役でした。
「私たちは『買われた』展」
リストカット繰り返す少女、彼女たちは自分をまず責める。
お腹がすいて、おにぎり一個で売られて、それでも自分が悪かったと。
痛ましい。
彼女たちは家族や教師に性的暴力振るわれたり
知的障害があるから食事も別室でインスタントラーメン一人で食べる生活だったり、
母の男友達に殴られる等の暴力を受けて寝るところも無かったりします。
痛ましい青春。
「売春した。そのお金は友達のものになった。それでも友達でいたかった」
こんなに愛情を求めているのに。
20まで生きると思わなかったと秋子さんは寄付された振袖を着ることが出来ました。嬉しいのにその腕は無数の傷跡！
その後、3階から飛び降りてしまい怪我を負う。
なかなか立ち直れない、彼女のせいではないけれど。
支援者の女性仁藤夢乃さんも同様な痛みを受けていました。
人間でも動物でも温かい家族、食事、衣服が必要、
家族にそれが出来なかったら支援しなければ。
今の冷酷な政治では救えないから個人が始める、一人でもかわれる。
こんなのは国がお金をまわせばある程度救えるでしょう。
この私たちは『買われた』展に『好きでやっているのでは』『遊ぶ金欲しさだ』『関わりたくない』という心ない感想もありますが
他者の痛みがわからないとは、子供の時からろくに本も読んだこともないから?
私たちは『買われた』展を観ていた女性が
こういう問題は買う男性が悪いと思ってきたが私たちが悪かったと泣いていました。
8月17日 AFPBB News】「売春する中高生についてどんなイメージを持っていますか？」と声を上げるのは、売春を経験した女子中高生ら24人。自分たちが「買われる」に至るまでの背景を知ってもらおうと、自らの経験や心情を作品で表現した「私たちは『買われた』展」が21日まで、東京都新宿区の神楽坂セッションハウスギャラリーで開催されている。
展示されるのは、性的虐待・性的暴力の経験や売春に至った経緯がつづられたパネルや日記、写真など。家庭や学校で居場所を失い、頼れる人もなく、街やネット空間をさまよった少女たち――貧困や孤立から、暴力や性的搾取に行き着かざるを得なかった彼女たちの悲痛な声が紹介されている。
家族からの性的虐待を3歳から受け続け、16歳で売春をした女性は、「ハタチまで生きていないと思っていた」と記す。展示された成人式の写真には、袖からのぞく腕に自傷行為の痕が残る。支援を通して寄付された振り袖を着て、「生きてこられた証しにこの写真を撮った」という。今は売春で得たお金を貯め、通信制高校に通う。
小学2年生のときに教員から性行為を強要され、家庭内暴力にも苦しんだ女性は、「先生、親、友達、誰に対しても、自分の意見を言えなくなった」とパネルに記し、売春に至った経緯を「友達に言われるがままに、売春した。そのお金は友達のものになった。それでも友達でいたかった」と振り返る。
企画は、少女たちの自立を支援する一般社団法人「コラボ（Colabo）」などが主催したもの。同団体が支援する、売春経験のある14歳から26歳までの24人が中心となり、およそ10カ月間かけて開催に至った。きっかけは、「売春する中高生に対するイメージが、実態とかけ離れていること」だとコラボ代表の仁藤夢乃（Yumeno Nito）さん（26）はいう。「大学生に向けた授業で、『売春する女の子』のイメージを尋ねると、『好きでやっているのでは』『遊ぶ金欲しさだ』『関わりたくない』といった意見が出た。それは、私たちが出会う女の子たちの実態とはかけ離れていた」
仁藤さんは今回の企画について、「買った人が悪いとか、許せないという思いだけではなく、『買われる』に至るまでの背景を知ってほしい。本来であれば、彼女たちを守り、支えるべき大人からかけられた言葉や態度が、少女たちを孤立させてきた。自分事として捉えてくれたら」と思いを語った。
警視庁の報告によれば、2014年に児童買春の被害にあったのは中学生や高校生ら462人。同年の児童ポルノ事犯の被害者は1244人。しかし、少女たちへの虐待や不法行為について正確な実態を把握することは難しいとされている。(c)AFPBB News/Hiromi Tanoue
子供にも誰にでも「産まなければ良かった」「死ね」は絶対禁句です。
