<span itemprop="headline">知らなかった~鏡餅と彩色古墳柄のお守り・美の壺</span>
file329 「ふくぶくしく鏡餅」
腰が曲がるまで長生きの願いを込めて築地から取り寄せた伊勢エビ。 代々受け継がれるようにと、橙(だいだい)。 エビの向こうに見えるのが鏡、これで鏡餅ですね 。 昆布は「よろ こぶ」、豊作を願って「ほだわら」という名がついた海藻など縁起をかついでいます。 |
壱のツボ 神様の数だけ お鏡さん
京都では「お鏡さん」と呼ばれ、その飾り方も独特です。 |
1つ目のツボは、 「神様の数だけ お鏡さん」 |
こちらは井戸の神様に・・・ |
そして囲炉裏(いろり)の神様に・・・ 京都には神さんの数だけ美しさがありました。 |
弐のツボ 加賀百万石の天晴(あっぱれ)!
その起源は明らかではありませんが、一説には江戸時代の加賀藩の意向だと言われています。 |
北陸大学教授 小林忠雄さん。 小林「徳川幕府になってから白。江戸中全部白ですから。 加賀だけがなぜか赤い紅白のお餅を使ったということで、それが継承されてきた。外様大名というのは、どこかね、江戸に対抗している。 徳川家に対抗する・・・」 2つ目のツボは、 「加賀百万石の天晴!」 |
田邊「江戸時代に前田家に奉納されたと言われる鏡餅でございます。」 |
この藩主献上(はんしゅけんじょう)の様式が城下町の餅に影響したと言われています。 色だけでなく、そして上下の大きさも。 |
参のツボ 鏡餅でもてなしてお迎えする
自分の田で収穫したばかりの新米を使います。 臼や杵(きね)ももちろん自家用です。 |
この地に嫁ぐ時にまず覚えるのが鏡餅作りだと言います。 |
この地方のお供えのしかたにはある工夫があります。 なんと、しめ縄をかけたら立派な飾り棚に。 米農家の小山邦彦さん。 |
今週の音楽
全国のお雑煮の多様さにも驚きましたが鏡餅も様々です。
加賀の紅白のお餅、大きな筒状で紅白14段重
鏡も飾るから鏡餅ですか。
知らないことばかり。
こちらは干し柿も栗も飾らず、橙はみかんで代用、
昔はウラジロ、取りには行きました。
美の壺「お守り」では友人と入った山鹿の装飾古墳の柄がお守りになっていることを教えてくれました。ラスコー壁画もそうですが大昔の人の美的感覚には感心します。