riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

大林宣彦監督×檀一雄原作『花筐/HANAGATAMI』

大林宣彦監督×檀一雄原作『花筐/HANAGATAMI』予告編

 
 
3時間近い映画とも知らず観ました。
他の戦争3部作のうち2作も見逃してますが映画を観たと言う充実感があります。
これは映画館鑑賞がお勧めです。
 
学生たちが立派な大人ではじめは違和感ありますが…
戦争で死ぬ、死ぬと言ってますがその前の戦争でアジアや欧米の人たちを殺してしまったたことも忘れてはなりません。
鈴木清純の映画を観ているような…でも清純映画よりこれは分かりやすい。私には。
 
こういう映画には欠かせないステンドグラス
 
 
冒頭から映像が見ものです。
 
学校の窓から見える海がゆらゆら
 
美しい
 
 
 
余命3ヵ月と言われたのに、常盤さんが映画作りは監督には特効薬と。
 
徹子の部屋の監督はにじみ出る人間性の慈悲とでもいいたくなる雰囲気でした。
 
 
徹子の部屋 12月5日 171205 【大林宣彦&恭子夫妻】  
               
 
徹子の部屋』で大林宣彦監督が引用した黒澤明の言葉や、平和について述べたスピーチ動画と全文書き起し。自分の人生はもう足りないという黒澤明が大林監督に、君や、君が無理なら、君の子供や孫が、いつかきっと映画の力で戦争を無くすと述べていたと。凄い人達だ……
 
3時間近い映画とも知らず観ました。他の戦争3部作のうち2作も見逃してますが映画を観たと言う充実感があります。
これは映画館鑑賞がお勧めです。
 
学生たちが立派な大人ではじめは違和感ありますが…
戦争で死ぬ、死ぬと言ってますがその前の戦争でアジアや欧米の人たちを殺してしまったたことも忘れてはなりません。
鈴木清純の映画を観ているような…
 
でもあの映画より分かりやすい。
冒頭から映像が見もの、美しい
 
学校の窓から見える海がゆらゆら
 
唐津は一度行けたので嬉しい
 
 
 
 
 
 
名匠・大林宣彦監督が、1977年のデビュー作「HOUSE ハウス」より以前に書き上げていた幻の脚本を映画化し、「この空の花」「野のなななのか」に続く戦争3部作の最終章として撮り上げた青春群像劇。檀一雄の純文学「花筐」を原作に、戦争の足音が迫る時代を懸命に生きる若者たちの友情や恋を赤裸々に描き出す。1941年、春。佐賀県唐津市の叔母のもとに身を寄せている17歳の俊彦は、アポロ神のような鵜飼、虚無僧のような吉良、お調子者の阿蘇ら個性豊かな学友たちと共に「勇気を試す冒険」に興じる日々を送っていた。肺病を患う従妹・美那に思いを寄せる俊彦だったが、その一方で女友達のあきねや千歳と青春を謳歌している。そんな彼らの日常は、いつしか恐ろしい戦争の渦に飲み込まれていき……。大林監督作の常連俳優・窪塚俊介が俊彦役で主演を務め、俊彦が憧れを抱く美少年・鵜飼役を「無限の住人」の満島真之介、ヒロイン・美那役を「江ノ島プリズム」の矢作穂香がそれぞれ演じる。
 
「電気紙芝居」的な合成画面に膨大な台詞、過剰なロマンティシズムとエロティシズムを投入した怒濤の二時間四十八分。長尺を意識する暇もないすごい力技で、込められた表現へのエネルギーに圧倒されます。三十、四十の役者が演じる学生たちに違和感を感じるのは最初だけ、あっというまに大林マジックに巻き込まれ、主人公たちの疾風怒涛の青春に飲み込まれてしまいます。唐津おくんちの生命力溢れる映像に、執拗に描写される戦争の暗い影、吸血鬼映画的なエロスがミックスされ、生と死と愛の一大パノラマが展開。「青春が戦争の消耗品だなんてまっぴらだ」という台詞もあるけれど、単純に戦場で死ぬということだけではなく、戦争に侵食された時代の中では、日常においても死の影にからめとられていくことも描きます。戦争はエロスとタナトス表裏一体となり、人間を“魅了”していくのです。めくるめく強靭で潤沢なイマジネーションの洪水の中で、常盤貴子と門脇麦が、大林マジックに拮抗するかのような存在感で輝いていました。一年の締めくくりににすごい映画を見られて良かったな。あきね役の山崎紘菜ちゃんはどこかで見た顔だと思ったら、東宝シンデレラだったのね。