riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

永井愛・黒木華の「書く女」

生きるために書いた、書くために生きた 
 
樋口一葉奇跡の日々
 
日本初の女性の職業作家
 
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BS深夜番組を録画しました。
初演寺島しのぶ版(演劇大賞等受賞)は一人舞台に近く膨大な台詞の量に圧倒されましたが、内容もすっかり忘れ情けない。
 
今回はテレビ鑑賞なので何回も見られてうれしい!
 
林氏のピアノ生演奏付き
 
永井愛氏は一葉の日記をもとに本を書きました。
 
日記が素晴らしいと。桃水への恋心で磨いていった描写力
 
奇跡の出会い
 
雪の日の場面、とても初々しい。
桃水がお汁粉を作ってくれて、もっと近くに来なさいと。
一葉の一目ぼれ。
桃水は
「行かないでください、あと30分、あと15分でもいい」と帰ろうとする一葉を引きとめます。
 
 
井上ひさしの「頭痛肩こり樋口一葉」も観ました
 
今回も一葉の頭痛や肩こりちょっと出てきますが幽霊は出ません(笑)
 
歌わせたい男たち」「鴎外の怪談」書いた永井さんなので
ここでも桃水に日本が朝鮮を侵略するなどはよくないと言わせています。
 
 
 
桃水は朝鮮で過ごした事が有ります。
 
今の日本の風潮に警鐘を鳴らしています。
 
好戦的で、兄弟の国に罵詈雑言、怖い
 
主演は黒木華、映画「小さいおうち」でファンになりました。
 
こんな可愛いのに、実力派。
 
一葉の痛ましくも輝かしい短い一生
 
生活のために書くことにしたのに推敲重ね、母親に早く仕上げて原稿料貰えとうるさく言われます。
金で士族になったのに、それをいつも鼻にかけ、一葉にプレシャ―かけます。(いつの世も母娘は厄介な関係)
 
 
父も兄も死に次兄は家出、一葉が戸主となり責任がのしかかりました。
 
一葉は嫁に行くこともできない、この時代、女性の職業もなかなかない、彼女は高等小学校までしか行けなかった。
 
まわりの無理解で桃水との仲も疑われ別れざるを得なかった。
 
花魁のようなしぐさをするところも目に焼きつきました。
 
 
 
 
黒木華 くろき はる / 樋口夏子(一葉)
2014年『小さいおうち』(山田洋次監督)で第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)、また、第38回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞。
 
平岳大 ひら たけひろ / 半井桃水 … 一葉の小説の師
 
半井湛太郎・藤の4人弟妹の長男として対馬厳原藩、現在の長崎県対馬市厳原町に生まれる。父の仕事の関係で少年期は釜山で過ごす。家計を助けるため12歳から釜山で働き始めるが、英語を学ぶため日本へ戻され、進学する。10代の中ごろに上京して尺振八共立学舎に学び、いくつかの新聞社を転々としたあと(明治21年)に東京朝日新聞の記者となり、朝鮮語が話せることから通信員として釜山に7年間駐在する。
翌年、同紙上に「唖聾子」を掲載、続いて「しぐれ縁」「海王丸」などで新聞小説家としての地位を確立、三崎町の新開地で葉茶屋「松濤軒」も経営していた。1891年明治24年)から連載した長編「胡沙吹く風」が代表作。同年、樋口一葉が門下に加わる。一葉の処女作「闇桜」は桃水の校閲を経て『武蔵野』に発表された。しかし翌年、一葉は門下を離れた。一葉と恋人関係にあったという噂が当時からあった。その後死去まで三百編以上の小説を書いたが、今では読む人もいない。その他の著名な作品に「天狗廻状」「義民加助」などがある。長唄や俗曲などにも詳しくいくつかの作詞をしている。
 
木野花 きの はな / 樋口たき … 一葉の母