前代未聞のリベラル狩りとモリカケ潰し(その1)
◆ 前代未聞のリベラル狩りとモリカケ潰し (その
1) ◆
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秋晴れの日は、人を外に誘惑する。
それで近くを散歩することにした。
風の心地よさ、木々の緑の美しさ、鳥のさえずり、歩き
ながら背中を日差しが押してくる。
空気のうまさを満喫しながら、ふと念頭を吉本隆明のこ
とがかすめた。
吉本隆明は、常に状況と関わり続けた。
その根底には、読者が、吉本はこの政治状況をどう考え
ているかを知りたがっているというのがあった。
それに応えたのである。
若い頃に理解したのと違って、それは容易ならざること
であった。
状況を語ると、それまでの読者が幾人か去っていく。
これを、わたしはメルマガを出して初めて知った。
物書きとして食っていた吉本には、たいへんなことだっ
ただろう。
書けば読者が減る。
これは政治状況を書く者について回る宿命だ。
だから注意深く避ける表現者もいる。
もっとも狡猾な方法は、どうでもいいテーマには触れる
が、大きくて剣呑なテーマは避けて通る方法だ。
ただ、これでは、身過ぎ世過ぎの表現、食べるための表
現になってしまおう。
現在の浅ましい政治家たちの、食べるための政治、ミド
リのタヌキへの抱きつき方と似てしまう。
この気候のすばらしさに比べて、なんとも浅ましい日本
的な政治状況が現出している。
日本的、というのは、リーダーに戦略がなくて、戦術の
みで危機に対処する結果、致命的な失敗をすることをい
うのだ。
これが太平洋戦争における日本の敗北を決定付けた要因
であった。
政治家も軍人も知識人も戦略をもたなかった。
真珠湾を攻撃したあとにどうするのか。
ハワイに上陸するのか。
さらに米大陸に上陸してワシントン目指して進撃するの
か。
日本が勝利した場合に、いったい誰が、どのようにして、
どのような政策で米国を統治していくのか。
統治するのにいったいどれだけの軍隊が必要か。
その余裕があるのか。
これらのことが一切考えられていなかった。
いわば追い込まれての玉砕戦法だったのだが、それを今
民進党がやっている。
いまの状況で、もっともだめな考え方は、「とりあえず
安倍打倒」といった考え方である。
「とりあえず」といったところで、すぐに選挙は終わる。
もし政権交代でも起きていたら小池百合子の政策が実行
される。
日本は改憲から戦争へと走り出す。
これがどうして「とりあえず安倍打倒」なのか。
ひどいのになると、小池の「消費税増税凍結」と「原発
ゼロ」を大真面目に信じている。
これはバカな国民を釣るための毛針に決まっているでは
ないか。
こういうのも見抜けないのだったら、政治を語る資格は
ないのだ。
9月28日の段階で、希望の党に前職81人(引退を除く)
のうち、7割を超える61人が申請する。
前原誠司には明確な戦略がなく、あるのは、小池と交わ
した、民進党破壊と民進党内リベラル派狩りだけだった。
国民のことなど毫も考えられていない。
小池百合子が「これは合流ではない、安保法制と改憲で
民進党議員を選別し、リベラル派の民進党議員は排除す
る、政策はこちらで作る」と暴露して、はじめてわかっ
た。
自民党が泣いて喜びそうなモチーフだ。
ところがそのふんぞりかえった希望の党は、できてまだ
一か月も経っていない、しかも民進党を裏切り離党した
ものを中心にできた政党である。
150億ともいわれる選挙資金は民進党にあり、国会議員
の数も圧倒的に民進党が多い。
これまで、国家・国政の私物化、身内びいき・縁故主義
(ネポティズム)は、必然的に泥棒国家・マフィア国家
を実現する、とわたしは安倍政治を斬ってきた。
前原がやったことも民進党の完全な私物化である。
小池も、広義の縁故主義で民進党と希望の党を私物化し、
150億もの政党助成金を泥棒しつつある。
(「その2」に続く)
・‥…━━━☆
今日も最後まで読んでくれてありがとうございます。
年々にわが悲しみは深くして
いよよ華やぐいのちなりけり
岡本かの子
みんな、あしたこそ、幸せになあれ!
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あとがき
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北海道の名付け親+日本政府にはアイヌ先住権を認める気が全くない
驚くべき記事です! 「先住権奪回の瞬間」平田剛士氏
日本政府にはアイヌ先住権を認める気が全くない 円山博氏
今も続く酷い差別と支配
「アイヌの墓地だから」という理由だけで人骨を掘り集めた解剖学者たち
1015体のうち個人の実名が分かっているのは34人分に過ぎない
墓荒らし
1934年北海道帝国大学医学部リーダー児玉作左衛門
警察も教授の墓暴きツアーに手を貸していた
メディアも同類!
誰かわからない遺骨を
堂内で一箱ずつ中身を確認する役を担った差間啓全さん
延々と並び続ける遺骨たちがアイヌを苦しめる「歴史的不正義」を明示する。
出来る限りの再現が試みられた。
100本の柳を削ってイナウを作る。
上野像をご覧ください。
クワ(墓標)の根元に草葉を束ねる。
葉に火を灯すと地上の人々の思いが煙に乗って展開に伝わるという。
「先祖をやっとふるさとの土地に迎えられた。うれしいの一言」と涙ぐむ差間正樹さん、浦幌町
HPからの引用です。
植民地支配による「歴史的な不正義」に苦しむ人たち、それが先住民族だ。不正義を解消すべく起草された「先住民族の権利に関する国際連合宣言(UNDRIP)」採択から10年が経過してなお、日本の先住民族アイヌの復権は遅々として進まない。ブレーキをかけているのはだれだ?
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アイヌの生き血をすすってもうけた藩や幕府、商人
今も同じです。沖縄
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