<span itemprop="headline">硫黄島からの手紙</span>

硫黄島からの手紙 今年１月に鑑賞しました。

　　
　冒頭の栗林の細やかな愛情の手紙から引き込まれました。そしてこれがアメリカ映画とは思えないのです。米兵の恥部をさらしていたり、日本兵の描き方も今までの外国映画と違い日本人が観ても違和感を与えないのですから。戦争は他人事ではなくなった今、この映画を多くの方が鑑賞しているのに心強い気持ちになりました。あまり日本の戦争映画を観なかったのは戦争を美化しているように思えたからです。そんな私ですが人間の条件、鬼が来た、戦場に咲く花、蟻の兵隊には心打たれました。そしてこの映画、私の中ではイーストウッド監督のベスト、立派です。


食料も水もない島で絶望的な戦いをさせた日本政府には怒り覚えます。日本人（韓国の方も）の戦死の多くが餓死によるものでした。又同じ過ちさせようとたくらんでいる人たちがいます。騙されないで下さい。