<span itemprop="headline">ブラックブック</span>
ナチス占領下で過酷な体験しながらも果敢に生きたユダヤ人女性を描くブラックブック。
実在のモデルが何人かいるそうである。単純な善悪の反戦映画でなくサスペンス調で観客をぐいぐいひっぱっていく見事な作劇。ヒロインも言っているが悲惨なのに途中では涙も出る暇がない。何という魅力的な俳優だろうか。歌手の役というのもエンターティメント好きな私にはたまらない。被害者が加害者に、加害者が被害者になったり最後の最後まで誰が本当の裏切り者かわからない。深い。
「善き人のためのソナタ」http://www.albatros-film.com/movie/yokihito/の作家役のセバスチャン・コッホも出演。映画舘で見逃したので先日テレビ観賞。舞台俳優の恋人、作家、部屋のインテリア、ピアノ、彼らを傍受するシュタージや首脳部の醜悪さの実態!深刻な話だが結末が暖かい。
戦後、ナチスに媚売ったと女性を辱める映像などは実際のを観ることあるが「お前たちの方がナチスよりひどい」という台詞など印象的なシーンの連続。
日本の戦争映画では全6作の「人間の條件」が私には感動作だが今では原作者五味川純平も過去の人らしく残念だ。「硫黄島からの手紙」http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/18607637.htmlも監督の素晴らしさ認識した。
昨年は、「ヘンダーソン夫人の贈り物」http://plaza.rakuten.co.jp/ribon5235/diary/200701190000/
「プラダを来た悪魔」http://plaza.rakuten.co.jp/ribon5235/diary/200701090000/
「イン・ハー・シューズ」(これはテレビ鑑賞)
「無名の人」http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/17984913.html
「天使のピアノ」http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/18607637.htmlなど女性を主人公とした良作を鑑賞出来た。
以下はブラックブックのあらすじ引用です。
「 第二次世界大戦ナチス・ドイツ占領下のオランダで、家族をナチスに殺された若く美しいユダヤ人歌手の復しゅうを描いたサスペンスドラマ。鬼才ポール・ヴァーホーヴェン監督が23年ぶりに故国オランダに戻り、過酷な運命に翻弄されながらも戦火の中で生き抜く女性の壮絶なドラマを撮り上げた。復しゅうと愛に揺れ動くヒロインには、オランダの新星カリス・ファン・ハウテン。オランダ映画史上最高の製作費をかけた壮大なスケールの映像は必見。」