<span itemprop="headline">プロフェッショナル仕事の流儀」は妥協なき日々に、美は宿る 歌舞伎役者 坂東玉三郎」</span>
先日の<a href="http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/080115/index.html">「プロフェッショナル仕事の流儀」</a>は妥協なき日々に、美は宿る 歌舞伎役者 坂東玉三郎」
玉三郎が舞台に登場すれば一瞬にして空気が変わり観客はどよめく。
元宝塚のトップ大浦みずきもそうなのだが別世界に観客を飛翔させてくれる。
そんな常人では出来ない力は、どのようにしてうまれるのか。
女形はなよなよしてると思われる方がいるかもしれないがあの何十キロにもなる重い衣装にかつら!
若手を指導してる時の真剣で男らしい姿。純粋に舞台に捧げている人。
立役より体力的にキツイ。重りつけて稽古するのだ。映像を観たことがある。
しかも小児麻痺で1歳半の頃は歩けなかった。
自分の体は完全ではない、舞台には立てないと思っていた
玉三郎は生まれながらの梨園の御曹司ではない。
御曹司でも実父が早く亡くなると猿之助のように歌舞伎界の孤児となり奮闘せざるを得ない。
テレビで「銭形平次」を888回演じた大川橋蔵は6代目菊五郎の芸養子で美しい女形だったが6代目が亡くなり活躍の場が限られるので映画界に入った。
でも歌舞伎がやりたかったのでしょう。映画「雪之丞変化」には今の仁左衛門の父に共演してもらっている。テレビに移っても「藤娘」などの歌舞伎演目を舞台で演じ6代目をよく知る人からは一番その薫陶の香りがすると言われていた。
玉三郎の役の幅は広く、神々しいアマテラス、天女、菩薩のような遊女、楊貴妃から悪婆、貧乏で真っ黒なおかみさんまで。昨年の牡丹燈籠のぶつぶつ言う女将さんなんてたまりません。仁左衛門との夫婦役は極上です。観ないと後悔します。
勿論、演出や映画監督もします。
仁左衛門が孝夫と呼ばれていた昔の孝玉コンビ(もっとこの二人を観せてとファンが嘆願)、今の團十郎の海老蔵時代の海老玉コンビは社会現象だったそうです。(家に南座でのお染のチケットが残ってるのに全然観た記憶がない!?)
勘三郎や猿之助との共演もいいですね。
世界的に絶賛されている玉三郎の鷺娘を歌舞伎でないと言った評論家がいたが信じられない。まるで新体操かバレエのような超絶技巧だから?、イナバウワーなんて昔からやってます。ただ技巧ではあそこまで魅了されないでしょう。もうそこには鷺の精がいるだけです。
「阿古屋」は裁判劇。今、これを演じられるのは玉三郎だけといわれる。
あの花魁のまな板帯、かつらで身の潔白証明するために次々と琴、三味線、胡弓を演奏するのは至難の業でしょう。
公演のある日は劇場の往復だけまっすぐ帰って後はマッサージ受け、明日の舞台に備える。明日駄目ならもうお客様は来てくれないと。
歌舞伎の公演は過酷です。短い稽古に長い公演。
若い時代、30ヵ月休みなく日に5演目も出ていた。
最近は長い休みとって南洋でダイビング、こちらもホットする。1日でも長く舞台に立ってもらうためには休養が一番。
ワイダ監督やジョルジュ・ドン、ヨーヨーマからなど世界的にも賞賛受け共演している。
若い時は、ねたみとしか思えないが攻撃受けたらしい、その時の反応とかも読んだらやはり立派だと思う。
松井今朝子HP参考になります。http://www.kesako.jp/kesako_archives/default/672.html
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