riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">北斎展</span>




又、北斎展か~と思っていたらテレビ紹介があり、どうも違うらしいぞ、なんと常設にも森村作品がいつのまにか、入ってるし、又フリーダの絵やコラージュにも会に行きたくなった。

まあ、平日なのに土、日かと思うような人出。入ってすぐ華麗で緻密な肉筆画が並んでるではないか。一目観てワクワクしてきた。

絞りなどの着物や帯の描写、猫、犬、ウサギ、猛禽類なのになぜか笑ってるような鷲、ホント楽しく飛んでるような雀、細面の武士階級の男女、働く庶民、お祭り、イカリで遊ぶ子供たち、妖怪、生首、漢画、洋画、生き生きとした躍動感にあふれている。

大胆な構図、斬新なデザイン。何でも書くことの出来た北斎。初めから上手いのではなく70年描き続けて到達した秘伝を惜しげもなく教えているのが又、凄いではありませんか。

オランダでは「レンブラント北斎展」と言う具合らしいし、 やっぱり、ゴッホはじめ海外の人も北斎が好き。

アメリカの「ライフ」誌がおこなった「この1000年でもっとも偉大な業績を残した世界の100人」という企画では北斎が日本人でただ一人選ばれている。

「同展は、同美術館学芸委員の神谷さんと、ライデンのオランダ国立民族学博物館学芸員が10年来の「北斎仲間」(神谷さん)だったことから実現した。2 人は「いつか協力して日本で、北斎を『世界の名だたるアーティスト』としてとらえ、研究的な側面からも切り込んだ展覧会をしよう」と話していたという。出展作品の中には、2005年に東京で開催された北斎展の時に、出国を断られた作品もいくつか含まれている。「フランス、オランダの両国は美術品を外に出すことに関してとても厳しい国だが、こちらの熱意が伝わり、持ち出すことを承認してくれた」と神谷さんは振り返る。」

「 オランダ・ライデン国立民族博物館と、フランス・パリの国立図書館にある北斎の作品は、文政年間(1818年~1830年)に、長崎の出島に滞在していたオランダ商館長たちが、4年ごとの江戸参府のたびに北斎のもとを訪れ、人々の暮らしぶりを描いた作品を依頼し、祖国に持ち帰っていたものであることがわかっている。

 中でも、オランダ国立民族博物館のものは、シーボルトが持ち帰ったものとされている。オランダ商館の医師として日本に滞在していたシーボルトは、同時に日本に関する情報収集も任務であったため、日本の日用品や工芸品、地理学などさまざまなものを収集していた。その中にはオランダの紙に描かれた風俗画の作品も含まれており、それらがオランダ国立民族博物館に所蔵されているという。

“知らなかった北斎”と“知っている北斎”、見ごたえのある美術展でたっぷりと時間とって鑑賞するべき企画です。会場の皆さんも非常に満足げでした。

 


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