riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">Beautyうつくしいもの</span>





Beautyうつくしいものを観た。公式サイトhttp://beautyweb.jp/

監督: 後藤俊夫脚本: 小野竜之助 振付:藤間勘十郎
出演 片岡孝太郎 片岡愛之助  麻生久美子 井川比佐志 石浜朗
嘉島典俊  片岡秀太郎 片岡仁左衛門(Beautyの題字も) 北村和夫(お亡くなりになってしまいました) 
星美智子(往年の時代劇で懐かしい名前、どこに出られていたのか、おばあちゃん役?どなたか教えて下さい)

シネマ歌舞伎以来、映画館で観る歌舞伎もいいものです。
この映画も歌舞伎の名場面が出て字幕もちょっとあります。
村歌舞伎でしか上演されない珍しい演目もあります。

長野の美しい伊那谷に200年以上も受け継がれた村歌舞伎。
おひねりや酒盛り、ヤジも飛び交うお祭りの舞台。
その村の少年少女の絆を中心に戦争をはさんで展開する物語。

まるで「覇王別記」のような少年二人の友情。
木地師の祖父と二人暮らしだった半次(子役が可愛い)は雪男に誘われて、「新口村」を演じ二人は村の看板役者になっていく。

二人が大自然バックに稽古する場面は最初に迫ってくるところ。

はしかで役を取られても優しい少女。
大人になってからは 麻生久美子が演じている。舞台化粧も綺麗。
「夕凪の街桜の国」
http://plaza.rakuten.co.jp/ribon5235/diary/200708030000/
こういう映画はもっと海外で観てもらうとよいのですが。


二人は青年となり召集され満州シベリアで理不尽な運命をたどる。

皆さん泣きます。

長野県は満蒙開拓団にも多くの人が送りこまれた。そこは中国の農民の土地だったのに。そんな場面は出てこないけれど。

雪男役の愛之助、長髪でメガネ姿がヨン様みたい。ハンサムですね。

半次役は青年から老人まで、引退公演の演技、あぶなかっしいのでハラハラしてやがて引き込まれます。

NHKのローカル番組に出演された孝太郎さんは村芝居なのでうますぎてもいけないので苦労された話をされていました。

ロケ地も公式サイトにあります。御神木や自然と共に生きた時代。

大鹿村には青いケシを観に行ったことがあるが歌舞伎は実際には観ていない。

三国志などで有名な川本喜八郎 さんのイベントに行ったとき
黒田人形浄瑠璃 を地元の女性とお父様に見せていただき感激した。
http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/18430629.html
 
昭和10年、長野県伊那路(いなじ)村。村歌舞伎を初めて見た少年・半次は、村に伝わる舞踊「天竜恋飛沫{てんりゅうこいしぶき}」を舞う雪夫に心を奪われる。雪夫に誘われ歌舞伎を始めた半次は、ふたりで「新口村」を演じ、初舞台で大成功を収める。そしていつしか、半次と雪夫は村の看板役者となっていく。
 時は過ぎ、19歳になった半次と雪夫のもとにも召集令状が届く。終戦を迎え、シベリア強制収容所に送られた半次を待っていたのは過酷な労働の日々と、雪夫との死別であった……。


ひまじんさろんさんのブログに監督のインタビューあります。http://plaza.rakuten.co.jp/msk222/diary/200712020000/




テレビドラマおシャシャのシャン!も村芝居を描いた傑作。http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/20494103.html

最後は今の仁左衛門玉三郎