riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">「コレクションを極める」と堀尾実展</span>


週刊金曜日を立ち読みしたら坂本龍馬死の商人、船の沈没の際、部下も見捨てて自分は逃げた当たり屋だ!と、
坂本龍馬 大絶賛はちとおかしいぜよ新井喜美夫ほか
そう言えば相楽 総三(さがら そうぞう)『赤毛 』岡本喜八監督、三船敏郎主演の映画も思い出しました。
薩長に年貢半減の宣伝させられた相良は裏切られて処刑された…



いつもより安い当日券600円で常設展も鑑賞できます。


入場すると若い女性カメラマンが絵の撮影中でした。
美術館員の女性に絵を鑑賞しているポーズをつけていました。
美術館の外観はこちら猫の絵とコレクションを極める展




展示トップは 宮脇晴の「母の像」 非常にリアルな母の像。息子のために正装した昔のお母さん、(今の母はこんな地味ではないので隔世の感ありです、映画でも昔のお母さんはお気の毒ぐらいです。今は何着てもいいのに伯母なんかもこれは派手とかよく言って自分から老けこんでいました。)筧忠治 の母の絵を思い出しますが筧の絵が異端といわれるのがわかります。

宮脇綾子(1905年-1995年)アップリケ作家 は、妻。野菜や魚のアップリケは懐かしい。
私の母が習いに行っていたので懐かしい。昨年豊田美術館で公開されていました。 宮脇檀(1936年-1998年)建築家 は、子。雑誌や本でお馴染みだっTのに早く亡くなられて残念です。

チケットの絵は三岸好太郎の「海と射光」他に「構図」。妻の節子の「ブルゴーニュの麦畑」「生物 も展示されています。

藤田嗣治の「家族の肖像」 鉛筆とパステルなのに忘れがたい、猫もいます。初期の風景画は別の画家のようで又面白い。

舟越桂「かたい布はときどき話す」(1988)
キスリング、ローランサン、シケイロスシャガールユトリロ
タマヨ、北川民治、鬼頭鍋三郎、櫃田伸也、岡鹿之助などなど

杉原 千畝 (すぎはら ちうね)に助けられてて神戸に来たユダヤの写真父子,仮睡の写真もあります。

フリーダ・カーロ の「オブジェとしての自画像」(1946)はいつも常設で観ていたのですがこれが美術館で収集したフリーダの写真やリボンで形作った自画像とは、初めて知りました。

東郷青児「帽子をかむった男」(歩く女)珍しい!いわゆる東郷の美人画とは全く違います。抽象画のようでした。


ハイム・スーチン「セレの風景」 (1922)写真上段左


ディエゴ・リベラ 「ヘンリー・ノーウェッブの肖像」 1922年頃 上段左から二つ目

馬場八潮  少女の像 上段左

池田遥邨 灯台 (1953)下の段左 寄託作品 これが全く実物の綺麗な色が出ていません。絵本的なのですがありえない構図に注目、図録はカラーでないし、ポストカードも売られていませんでした。中日新聞には載ってるかも。

フェルナン・レジェ「青い背景のコンポジション (1930)下の段左から二つ目

リサ・ミルロイ「皿」 1922 ラフに描いてるようにみえるのにリアル、好みなお皿が!



中村正義「風景」
美の巨人
この牧歌的な優しい絵を描いた方が日展の最年少審査員も辞して抽象画に!

熊谷守一八ヶ岳 秋」 (1930)
赤瀬川原平「復讐の形態学」 有名な巨大お札!
横山大観「日月」 (1929)など90点。

生誕100年記念 堀尾実展 も開催。ミロ風あり、屏風やフォトコラージュ。バラの連作。

その他常設では風景画のような写真やエコールドパリ、メキシコ絵画とこれで600円とは!

昨年知人が抽象画の個展を開いたり灼熱の女流画家桜井浜江に感動したりして抽象画も観る機会が増えました。
2010。2.12朝日夕刊


以下は名古屋市美術館HPからの引用です。
名古屋市美術館には現在4000点を超える作品が収蔵されていますが、今回の展覧会では「人物」「風景」「静物」という3つのキーワードによって選ばれた90点の作品をご覧いただきます。「コレクションを極める」というタイトルには、数多くの所蔵品の中から選りすぐりの作品をご紹介するという意味もありますが、それぞれの作品の真価を味わい尽くすという意味も込められています。美術品の楽しみ方には、色や形といった造形的要素を楽しむ、描かれている人物や風景に思いを馳せる、作品に込められた作者の思いや狙いを探る、などなど様々なアプローチの方法がありますが、優れた作品ほど見るものに豊かな解釈と、視覚にとどまらない複雑な喜びを与えてくれます。この複雑にして豊かな作品世界のすべてを味わい尽くすことこそが「コレクションを極める」ということに他なりません。90点の出品作品の中には、すでにお馴染みの作品も少なくないでしょう。しかし、あらためてじっくりと見つめ直すことによって、思いもかけない魅力がそこから浮かび上がってきます。だから美術は面白い。だから美術は奥が深い。展覧会場を後にするとき、多くの方がそんな感想を胸に抱かれることでしょう。さあ、あなたも名古屋市美術館のコレクションを極めてください