riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">宇野亜喜良展のライブペインティング~♪</span>





 今日初日の 宇野亜喜良展のライブペインティング 鑑賞出来ました。
こんな体験は初めてです。嬉しい~

76才とは思えないダンディーな方でした!
1934年名古屋市生まれ。出身校も縁がありびっくり。

1950年代からカルピスに勤め広告の仕事を開始、64年横尾忠則らとデザインスタジオを設立。68年からは寺山修司の演劇のポスターや舞台美術を担当。

駆けつけたらすでに二階では80人ぐらいが床にじかに座って待っていました。森村展では午後二時からの対談のために朝十時から二時間も並ばされましたが、今回は30分も待たないで助かりました。

10時半から開始。まだ立って待つ人が少なくて上手くボードがよく見える位置に立つ事が出来ました。その後はどんどん人が増えてきました。

画家とイラストレターはどこが違うのかというお話から、2.7メートル×2.7メートルの白いボードに柳の木炭で左手で描き始められました。

昨夜ホテルで描いたと言われる下書きを取り出されて…

「女の子を描きます。
細い女の子を描いていたが寺山さんのお芝居で太った女性も描いてそれもいいかなと。」

最初にまん中に顔の輪郭、目はあっという間に出来ます。ぼかしが魔法のように決まります。
腕や肩、大きなリボンのついたドレス、次に大きな顔の輪郭かなと思ったら
木や鹿が出現。

でもやはり鹿の上は大きな顔でした。

見せながら書くので仕掛けを作ろうと、工夫してくださったのです。

最後はお花の少女、さすがの薔薇。その後、右上にリクエストで猫を描いてくださいました。尻尾にリボンが付いた薔薇。

形而上学の興味だったか?そんなお話も。







左の「ひとりぼっちのあなたに」 はウン十年前に友人がプレゼントしてくれたもの、意味深な題名だと思いました。

その頃の私は寺山修司 も宇野さんも知らなかったのです。
見開きには几帳面な字でその人の詩が綴られていました。

まん中も古本ですがこの 広瀬隆 の本の表紙も宇野さんだったとは気が付いていませんでした。

右の「さよならの城」 は数年前に古本屋で買いましたが今では三冊セットの復刻版が出ています。。




これが今日描いて下さった作品です。何と後で写真許可にして下さいました!

資生堂に対抗するためにちょっと過激になったというマックスファクターのポスターや雑誌、絵本、アニメ、新聞、少年の頃の自画像と興味深い作品400点が一堂に!

カラヴァッジオボッティチェリの作品とのコラボや薔薇の扇を持つ女性や少女と猫の絵本の表紙、好みなので目が引き付けられました。




この美術館の隣に茶室があり、展示に合わせたお菓子が提供されます。
お抹茶とこの宇野さんの薔薇の和菓子で300円とはお安いでしょう。










まん中はチケットです。インスタントコーヒーで古色を出した作品。




絵本「ぼくはへいたろう」のガマに驚く猫の動きが可愛いですね。