<span itemprop="headline">「ヴィヨンの妻」</span>
テレビ鑑賞です。
太宰治の小説「ヴィヨンの妻」を、「雪に願うこと」の根岸吉太郎監督が映画化し、第33回モントリオール世界映画祭で監督賞を受賞した人間ドラマ。人気作家として世間から注目されるも、生きることに苦しみ酒や女に溺れる大谷と、そんな彼が酒代を踏み倒した小料理屋で働き、放蕩を続ける夫を愛し続ける妻・佐知の姿を描く。主演は松たか子、浅野忠信。共演に広末涼子、妻夫木聡、堤真一ら豪華キャストが揃う。
こいうダメダメ男は断然、しょうに合いません、太宰ファンには申し訳ないけど。
これで妻を大事にしてるとほざくなんて…放蕩の限りを尽くし嫉妬深くて。
慕ってくる若い工員さんの方がいいと言ったら文学にも芝居にもなりませんね。
映画公開当時も評判でしたが。
心中用意するシーン、妻と愛人がすれ違う場面など面白いのでしょうが。
なぜ死ぬなら一人で死ねないの?皆を不幸にするなんて凡人には理解不能。
同じ監督作品で友人絶賛の『サイドカーに犬』も感情移入できない人間です。
弁護士も情けない、彼女が彼のためにマフラーを盗んだ時もかかわらないほうが経歴に傷がつかないとやり過ごし、弁護依頼のために訪れた彼女と関係するなんて。
元々、その頃の男性は情けないのか。
誰か様につっこまれそうですが。
追記Wikiより
井伏の仲人で甲府市出身の石原美知子(1912-1997)と結婚した個人的に太宰と交際があった杉森久英も、永らく太宰文学を好きになれなかったが、戦後だいぶ経ってから『お伽草紙』や『新釈諸国噺』を読んで感嘆し、それまで太宰を一面的にしか捉えていなかった自分の不明を深く恥じたという