2013-01-17 <span itemprop="headline">玉三郎の女暫</span> 未分類 「女暫」 2一、妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん) 三笠山御殿 杉酒屋娘お三輪 七之助 入鹿妹橘姫 壱太郎 烏帽子折求女実は藤原淡海 新 悟 豆腐買おむら 翫 雀 漁師鱶七実は金輪五郎今国 橋之助二、俄獅子(にわかじし) 芸者お扇 扇 雀 鳶頭駒吉 橋之助 団子売(だんごうり) 劇中にて襲名口上申し上げ候 お福 勘太郎改め勘九郎 杵造 七之助三、瞼の母(まぶたのはは) 番場の忠太郎 勘太郎改め勘九郎 お登世 七之助 半次郎母おむら 竹三郎 金町の半次郎 亀 鶴 半次郎妹おぬい 壱太郎 板前善三郎 亀 蔵 鳥羽田要助 市 蔵 金五郎 彌十郎 水熊のおはま 玉三郎夜の部一、女暫(おんなしばらく) 巴御前 玉三郎 舞台番 勘太郎改め勘九郎 轟坊震斎 翫 雀 女鯰若菜 七之助 局唐糸 吉 弥 手塚太郎 壱太郎 紅梅姫 新 悟 家老根井主膳 薪 車 江田源三 亀 蔵 猪俣平六 市 蔵 木曽太郎 進之介 成田五郎 彌十郎 蒲冠者範頼 橋之助 清水冠者義高 秀太郎二、六代目中村勘九郎襲名披露 口上(こうじょう) 勘太郎改め勘九郎 玉三郎 我 當 秀太郎 幹部俳優出演 勘九郎六変化三、雨乞狐(あまごいぎつね) 野狐/雨乞巫女/座頭 小野道風/狐の嫁/提灯 勘太郎改め勘九郎四、雁のたより(かりのたより) 髪結三二五郎七 翫 雀 愛妾司 壱太郎 若旦那万屋金之助 亀 鶴 若殿前野左司馬 薪 車 乳母お光 吉 弥 家老高木治郎太夫 彌十郎 花車お玉 扇 雀 昨年9月の話です松竹座の3階席最前列なら南座と同じく花道も観えると思ったら、なんと愛知県芸術劇場のように、プラスチック?の落下防止壁があり大変観辛かったのです。 スイス旅行のため友人と観劇出来なかったのですが、友人が観た時はもっとひどいことに後ろに怖いおばさまがいて何回も「前のめりになるな」と大声でいうので花道も見えなかったそうです、愛知県芸術劇場と松竹座にはこりごりです。私がオペラから遠のいたのもこういう席のためもあります。ヨーロッパの劇場にはこんな無粋なものはありません。 設計家は何を参考にしているのでしょうか! この板のせいで舞台が二分されてしまうし、後ろの人を気使うと、体を小さくしなければなりません。宝塚ファンはよく身を乗り出して観劇するのですが劇場アナウンスのほか注意する人はいません。 勘九郎襲名公演は勘三郎の病気のため玉三郎が出ました。その時に玉三郎が勘九郎を命かけて守るというのが大げさではなかったのです。 観たかった「盲目物語」は出来なくなりました。 勘九郎はすべての襲名公演が違う演目で大したものです。 雨乞い狐は六役!躍る、躍る、凄いジャンプ力、この演目初めて観ました。勘三郎も膝を痛めたという演目です。 膝も壊れるわけです。 瞼の母は昔、昔中村錦之助の映画で見ました。橋蔵の方が好きですがこの映画は十朱幸代もよく覚えています。 他の演目で玉三郎に母性を感じたことがあります。 この演目の勘九郎も瞼の母を思い続けてきた切ない青年がよく表れていました。 賛否両論な女暫、荒唐無稽な歌舞伎らしい暫のパロディで、玉三郎のニンには合わないかもしれませんがファンは何をしてくれても嬉しいもの。祝祭的な演目ですから。 巴御前が刀振り回し、顔半分になった頭がゴロゴロ 衣装も大げさで大変そう、花魁の布団のような衣装やかつらも合わせて5,60キロあってキントレするはずです。 最後に舞台版に勘三郎が出てきて、いろいろ我儘言う巴御前につきあいます。前に観た時は吉右衛門が演じていました。 これもなかなかおもしろかった勘九郎。御父さんそっくりですが真面目な息子さん、高感度一杯ですね。 4ヵ月も前の話で口上の内容もおぼろげです。玉三郎の口上座頭なのに。