<span itemprop="headline">大きな別れ道 再びその道を走るのか</span>
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世界10月号石川逸子 大きな別れ道 再びその道を走るのか
今一番嘆き憤慨しているのは、地底あるいは海底に沈んだままのアジア・太平洋戦争による彼我の死者たちではないか。
島根県の川本晃 檀家寺の境内に独力で「万国慰霊碑」を建立。
死後も永代供養の約束を取り付けています。
なんぼ人を殺いとるかわからんですよ
首を切っとりますよ
突撃の時は首を斬りますけんなあ
魚雷にやられて船が沈んでいく 海んなかですけえ
戦友が浮きつ沈みつしながら 沈んでいたですよ
天皇陛下万歳たあ言わんなあ ありゃ
大きけなウソでお母さん言うなあ多い
稲刈りの最中 夫に召集
二歳、三カ月の乳飲み子抱え呆然
二十年四月 夫はビルマで死んでおりました。
明治大学の学生で学徒出陣の渡淳さんの痛ましい死
三八式歩兵銃の部品をなくし天皇陛下から預かった兵器の部品だと激しく追及され
三日三晩飲まず食わずで広い野原を探したが見つからずついに銃口を眉間にあてて自決してしまった。
「人間の条件」読んだり観たりしたのと同じです。
古い銃しか持たされず食料もなく中国はじめとするアジアを焼き尽くし奪い尽くし犯し尽くし、結局餓死した日本兵の多いこと。
自分たちを死に追いやった戦争責任者とごちゃごちゃに祀られて、果たして心は穏やかでしょうか!
もう一度悲惨な過ちを繰り返さないと改心出来ないのでしょうか。
川本氏の方言の力強い詩に感動しました。