<span itemprop="headline">少年事件が問うものは?</span>
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28日の中日新聞から
弁護士で元裁判官井垣康弘さんのお話
人を殺してみたかったという名古屋市の女子大生が殺人事件の容疑で逮捕された。
モンスターのように感じてしまうけど
非行少年には4つの共通点があると
心の居場所がない
自尊感情がない。
人生の目標がない。
他者から必要とされていない。
この4つの「ない」が揃ったとき、非行に走りやすい
しかし殺人を犯すのはわずか。
その前にはるかに多くの子供が自殺してしまう。
一年間で殺人が8人,傷害致死が17人、自殺が547人
神戸の連続児童殺傷事件を起こした少年の動機は
脳の未発達に由来する性的サディズムにあった。
彼は「性的に興奮する時は人間の腹を割り、内臓にかみ付き、貪り食うシーンが思い浮かぶ」と打ち明けた。
友達とアダルトビデオ見ても自分だけ何の興味もわかない。
自分だけ異常だと思いつめ、希望を失い、人を殺して死刑にしてもらおうと考えた。
すぐ死刑になると思っていた少年。
最終的には18歳で普通の子供に戻った。
スパルタ教育せずに普通に教育すれば、
あるいは殴られた女児が「制服を着ていた、顔を見ればわかる」
と申し出たのに、中学校も警察も動かなかった!
ノルウェーでは移民政策に反対する過激派の男が連続テロで77人を殺害する事件があったが、それでも死刑復活の話は出ない。
最も刑が重い禁固21年の刑期、成績が良ければ10年で仮釈放もありうる。
重大事件を起こした子供は母親からは「産まなければ良かった」と言われ
学校からは「来るな」と言われ誰からも認めてもらえず生きる気力を失ってしまった子供たちです。
そうした少年が立ち直れるのは周囲から大切にされていると実感できるから、社会から必要とされている存在だと思えることがもっとも大事なのです。
モンスターだとか、野獣だと排除するだけでは何も変わるはずがない。
彼らがなぜ生きる意欲を失ったのか、社会にどんな恨みを抱いたのか、
なぜ一線を越えてしまったのか、家裁の調査や官邸で明らかにされている、
家裁は克明な決定書を公表すべきだと、5000件超える少年審判を担当した井垣さんは言う。
あれ、「罰しても治らぬ 相手を尊重して成瀬暢也さん」の記事UPしたはずが消えています。なぜ?
薬物依存も同じです、自分が誰からも必要とされていないと思ったり、虐待や性的被害で薬に頼るほかないと思って依存症になり逮捕、重罪になっても治らない。
理解され目標持てば治る。御褒美シールや良くやったねのハグ有効です。