日常描いただけで逮捕!恐ろしい時代に
学生が寄宿舎でレコード鑑賞したり、勤労動員中の休憩時間に
寝そべって話をしたりする姿を描いた2枚の絵が証拠となり、
1941年に逮捕された松本五郎さん、20歳だった。
何回もこの画像が消えてしまいます、なぜでしょうか
すぐには取り調べが始まらず留置場で1ヵ月放置された。どぶ鼠が走り回り湿った布団にはシラミがうごめいていた心身ともに衰弱したころ取り調べがはじまった。
攻防 共謀罪法案> 治安維持法は師範学校生にも
旭川署に連行されたが、取り調べはすぐ始まらず、留置場で一カ月余、放置された。ドブネズミが走り回り、湿った布団にはシラミがうごめいていた。
逮捕から三カ月後、旭川刑務所の思想犯の独房に。いつか分かってくれるという思いは、調べを受けるうちにあきらめた。「言いなりになってでも出たい」と願った。一年後に釈放され、翌年「懲役一年六月、執行猶予三年」の判決を受けた。
逮捕体験を思い出すのがつらかったことに加え、偏見が怖くて長年、話せなかった。「政府や時代の空気にそぐわないものは徹底的に取り締まられた。人権なんてなかった。共謀罪も、普通の市民の活動や内心まで取り締まることが目的のように感じてならない」と心配する。
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