「トイレなきマンション問題で「命をつなぐ権利」を訴える。西さんからのメール
みなさま 西英子です。
26日の夜は 金曜行動です。
中電本店前 18:00~19:00
その後、関電東海支社前(高丘)へ移動して20時まで続けています。
「大飯原発動かすな」とみんなでコールしましょう。
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今回は高レベル放射性廃棄物の処分について書きます。
1. 「トイレなきマンション問題で「命をつなぐ権利」を訴える。
〇 井戸謙一弁護士の基調講演で学んだことをそのまま書きます。
(12/9 原子力発電全国シンポジウムより)
『これまでの原発差し止め訴訟では、差し止めの根拠を
「原告の生命・身体を中核とする人格権」としてきた。そのため将来世代の負担や被害のリスクの問題を、原発の運転差し止めを求める論理に持ち込めなかったのである。
しかし、トイレなきマンション問題が多くの市民にとって、原発稼働反対の大きな問題になってきた。これを訴訟の争点との意見も出てきた。
生命の本質は、自分のDNAを次ぎの世代につなぐことにある。将来世代の未来を奪う行為は、「命をつなぐ」という私たちの生存の目的を毀損し、私たち自身の人格的利益を侵害するという考え方である。
高レベル放射性廃棄物の処理方法の見通しがないこと、仮に見つかっかっても、今後10万年にわたって将来世代にリスクを押し付けること、これがヒトだけでなく地球上の生きとし生けるものすべての将来を奪いかねない深刻な問題であることは誰も否定できない。
この事実に裁判所が正面から取り組むことを期待したい。』
〇 トイレなきマンション問題は、中電本店前での金曜行動でもマイクで訴える人が多いです。
2011年の「3.11」直後(3月下旬)、私は7名の女子高校生といっしょに中電本店へ「浜岡原発を止めて!」と訴えに行ったことがあります。(私も行きました)
でと訴えていました。
このように多くの人たちにとって非常に関心の高い問題です。
裁判官がどのように判断するか注目しています。
2. 国策で推進してきた原発の廃棄物を住民に押しつけないで!
2年前、名古屋で開催された「地層処分シンポジウム」に参加したことがあります。
私は次ぎのように質問しました。
原発1基も動いていない今年の夏でも、電力は不足どころか、余裕がありました。」と。
政府は処分場を「応募」から、「指名」する方式に変えました。しかし、地下に10万年以上、核廃棄物を受け入れる自治体があるでしょうか。
3. 岐阜県・東濃地域に研究所があります
現在は「瑞浪超深地層研究所」の名前で約500mの深さまで掘られています。
政府は「研究が目的で処分場選定ではない」と言い、瑞浪市も
「研究所であって処分場にはならない」と言いつづけています。
年10月に市民団体が提出した質問書に対し、岐阜県知事は回答しています。
日本の処分場開始計画は、2030年代~2040年代半ばとなっています。
もし、処分場をどこも引き受ける地域が無ければ、東濃に押しつけられる
可能性が大きいのではないかと、私は心配です。
〇 ”東濃を処分場にするな!”の運動は、地元でのいくつかの市民団体が闘いつづけています。
高くしていかなければならないと切実に思います。