<span itemprop="headline">モーリス・ベジャールと玉三郎</span>
フランスの振付家ベジャールさんが11月22日に80歳で亡くなった。
玉三郎、小林十市、佐々木涼子さんの追悼文はこちらにあります。
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200711240061.html
「春の祭典」「ボレロ」、(ジョルジュ・ドン出演「愛と哀しみのボレロ」で有名)で革新的な振り付けと分かります。それまでは女性中心のバレエだったのに男性ダンサーが脚光浴びるようになったと思います。
佐々木さんによると本来女性が主役で踊ったボレロを男性のドンが踊ることにより「祭司さながらの神々しい存在となった」
「全盛期には一度作った作品は再演しなかった」潔い方ですね。
生で観たのはギエムの「ボレロ」「ザ・カブキ」ぐらいですが見事でした。
バレエは高いのでなかなか観られませんがオケ付きで迫力ありとにかく綺麗ですね。鍛えられた体が飛翔する時、観客は一緒に飛ぶ気分になります。、美しい音楽を堪能できます。
朝日新聞には玉三郎の弔辞が載っていました。
「昨年頃から『もう死ぬ』と言っていたようです。振り付けが出来ないのは死んだも同然ということだったでしょう。きつく鋭い感じがするかもしれませんが、実際はまるく優しく接してくださいました。褒め言葉ばかりいただいたように思います」「心の中でお父さんと呼んでいました」
モーリス・ベジャールが玉三郎に贈った言葉
「舞踏は元々性別を超え、人間というものを踏まえた表現活動である。
そして女形は、女性というイデアを感覚的な形として表現する。
それは言語といっともいいだろう。」
玉三郎舞台写真集 写真福田尚武より
今発売中の廉価版でさえ買えなかったのでこれは98年のもの。
この中には珍しい玉三郎の燕尾服姿がある。宝塚一燕尾の似合う大浦みずきと通じる美しさ。
ベジャールのリア王、玉三郎のコーデリア、ジョルジュドンとの共演写真がある。残念至極だが写真で観てるだけ。ヨーヨー・マとも共演している。
三浦雅士だったと思うが「バレエの超越技巧は誰でもわかるが玉三郎も同様に大変な技術を持っている。映画監督としての力も玉三郎が監督だけしているのなら誰でも理解し褒めるだろうが…」と。
すいません、結局玉三郎話になりました。