riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">不撓不屈</span>



不撓不屈http://futo-fukutsu.cocolog-nifty.com/は映画舘で観たのですが最近テレビで放送されました。主人公は正義感にあふれ中小企業を守った大変立派な方で感動しました。

主人公を支えた妻るな子さんがそれ以上かと思えるほど肝の座った方で家宅捜査で庭の薔薇まで無残に踏みつぶされる場面、裁判で無罪判決を勝ち取った夫をねぎらうために、薔薇の棘を抜いて冠をつくって、かぶせてあげる「薔薇の冠」のシーン、夫に捧げた短歌等印象的です。

お子さんたち、両親の実直さ、も見事です。

冒頭にはドイツ語での演説もあります。
 

主演がレ・ミゼラブル」の滝田栄で私が彼のジャン・バルジャンにあれほどひかれたわけもインタビューで合点がいきました。

「本映画の原作は、ベストセラーとなった『不撓不屈』(高杉良:2002年6月)であり、一税理士と国税庁が日本経済史上、希有の死闘を繰り広げた「飯塚事件」の実話に基づいています。
飯塚事件」は国家権力と一税理士との前代未聞の闘争劇となりました。故飯塚毅は、信じ難い不撓不屈の精神で闘いぬき、ついに完全勝利するに至りました。
その後、故飯塚毅は、昭和41年10月に株式会社TKCを設立、昭和46年8月にはTKC全国会を創設しました。
この映画は、国家権力との闘争を描いただけではなく、国家愛、人間愛、家族愛の大切さを問いかけており、多くの方々にぜひとも鑑賞していただきたいと念願しております。」「」引用です。

滝田栄http://www.tkcnf.or.jp/19ao/opinion1806.htmlインタビューは「料理バンザイ」「南太平洋」のあと、姿を見せなくなってしまった滝田さん自身の事、三國連太郎の事、この映画の共演者、松坂慶子三田村邦彦の事など読みがいがあります。

滝田さんが大型の仏像彫刻に打ち込んでることはテレビで観ました。

お兄さんマラソンの増田選手やハンマー投げ室伏広治選手など多くの選手を育てた方。

「 滝田 NHKの大河ドラマで「徳川家康」を撮り終えて、その後、「レ・ミゼラブル」という舞台でジャン・バルジャンを、14年間帝国劇場で演じて、稽古とオーディションを入れると16年かけたわけです。僕一人でも1000回のステージを超えています。
 僕は、役なら何でもいいという仕事の仕方は嫌で、殺人やセックス、グロテスクな話は自分がやる意味がないと思っていて、「レ・ミゼラブル」の後、人の模範となったり、人の心の糧になるような人物を描く仕事が来るまで、じっとしていたのです。
 そして、僕はシナリオを読んでからでないと出演をOKしないことにしていますが、この「不撓不屈」のシナリオをもらって読んでみて、「これはすごい、人間として大変なドラマだ」と思ったわけです。
 それで、監督、スタッフからシナリオ中心に映画づくりを行うと聞いていたのですが、ご健在の方、あるいは故人が、実際どんな人物であるのか、人生の根本力、エネルギーの質を知りたくなって、原作を拝読しました。
 飯塚先生は、一時代前の怖い国税検察庁から睨まれても、逃げないで、勇気を持って、迷うことなく言うべきことをきちっと主張して、闘い抜いていたのです。」