riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">ルイス・C・ティファニー美術館と小川三知</span>







先週の日曜美術館は光で描いた和の心
ステンドグラス作家 小川三知(さんち)  2008年3月16日放送
出演

田辺千代さん(日本のステンドグラス史研究家)
山本容子さん(銅版画家)

小川の鳩山会館の五重の塔と雲、鳥の有名なステンドをはじめて知ったのは米良美一の『母の唄」の歌詞カードで。

「教会の装飾としてヨーロッパで発達したステンドグラス。その技法を学び、日本の建築になじむステンドグラスとは何かを追い求めたのが、小川三知である。日本のステンドグラス作家の草分けとして、大正時代に活躍した。
明治22年、東京美術学校に入学した小川は、日本画を学ぶ。その一方で、西洋画にも関心があり、明治33年にアメリカに留学する。そこで出会ったのが、ステンドグラスに新たな領域を切り開いていたジョン・ラファージの作品だった。ラファージは、ジャポニストで、日本的なモチーフを濃い色彩のガラス表現していた。大きな影響を受けた小川は、ステンドグラス作家の道を志すべく、アメリカ各地を転々としがら技術を習得する。帰国後、日本家屋にふさわしステンドグラスでなければならないと考えた小川は、ガラスとガラスをつなぐ鉛線を重視し、日本画のような細く象徴的な線を生み出そうと心血を注いだ。さらに、日本人の暮らしに溶け込むデザインを模索して、デッサンや下絵を繰り返し描いた。その末に、花や鳥など伝統的な日本画のモチーフを落ち着いた色づかいで表わし、余白をたっぷりと使って、ガラス越しの四季の移ろいまで取り入れる作品を生みだした。」

「美の巨人』の小川三知はこちらhttp://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/040925.htm 最後の写真3枚はここからお借りしました。ガラスの向こうの風景も取り入れるいかにも日本風のいい感じです。

誰でもパリやミラノなどの教会のステンドの光の洪水のような美しさには感動するでしょう。

20世紀初頭のアール・ヌーヴォ、アール・デコの時代には個人の豪邸や公共の建物を飾った。私もほしくて小さいのを買ったが重くて飾るべきところもなくて。

以前、ルイス・C・ティファニー美術館が近所に有りあまりにも素敵で何回か通った。




ギリシャ風の女神像が何体も出迎える外観、初期のころはルイスの油絵やグッズ、ブテック、何軒ものレストラン、花屋とにぎやかでお洒落だった。

もちろん一番のお目当てはステンドグラス。鹿がいる風景の大型ステンドは1日の朝から夜までを照明で幻想的に鑑賞できた。テーブルに置くランプ等も極上な作品ばかりであった。

それがまず油絵の展示から姿を消し、繁盛していたおいしいレストランも閉店でおかしいなと思っていたら松江に移転してしまった。

ビル自体も解体され後にはなんとも味気ないコンクリートの建物が出現してがっかりしたものだ。

松江には「イングリッシュ・ガーデン」を併設して01年にオープンした庭園美術館としてオープンしたのにそこもわけありで撤退してしまった。

ルイスはティファニーの創業者の息子。

「銀のスプーンを咥えて生まれてきた」と称されていた。

 パリ万博で見たエミール・ガレのガラス芸術に触発され彼のステンドグラスはアメリカの教会を飾っている。

あの華麗な作品は堀内商会の倉庫に保管されているのでしょうか。