riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">京都三条通り洋館ウォッチング2</span>




井上章一著京都洋館ウォッチングは京都生まれの著者がかなりイケズな視点で案内する驚き必須の建築ガイドです。
本の帯より引用

その表紙は私がバイトした南座北側のレストランです。
私が担当したのは二階、今の仁左衛門丈のお父様の13代目の仁左衛門がお一人でこられたのを覚えています。

私はまかない食で太ってしまいました。

さて京都三条通りウォッチング第二弾です。




これはちょっと驚き
旧家邊徳時計店
1888年(明治23年)竣工の国指定有形文化財。中京区三条通富小路東入中之町25. 明治23(1890)年の建築 煉瓦造2階建、 瓦葺、建築面積107㎡. 街路に北面して建つ煉瓦造2階建の店舗建築で,内部には 螺旋階段や金庫室があるそうです。次回はもっとゆっくり中へ入りたいです。

現存する民間の洋風建築では、全国で最も古い建物とされています。




設計辰野金吾ほか
設計 : 辰野・片岡建築事務所
施工 : 山本鑑之進
※やまもとかんのしん
竣工 : 1914年
用途 : オフィスビル
規模・構造 : 煉瓦造2階建(保存部分)
所在地 : 京都府京都市中京区三条通柳馬場北西角

石張りの外観は、大正に入ってからの(設計者の)片岡安の作風です。耐震性を高める為に、内部に鉄骨が入れてあり、純粋な煉瓦造とは違っているのが構造面の特徴です。現在の建物は1983年(昭和58年)に改築されましたが、塔屋を含む東側部分はRCで補強した上でファサード保存されています。



SKURAビル旧不動貯金銀行京都支店。補強改装され現在はテナントビル。



このビルは最近の建物でしょうね。



京都文化博物館別館、旧日本銀行京都支店だけあって凄い存在感です。
残念、月曜日なので入れませんでした。

1906年辰野金吾ほかの設計 赤煉瓦に花崗岩の白いラインを横に走らせ多彩な塔を配した辰野式といわれる外観は今も三条通りのランドマーク的存在。









ルネサンス様式の端正な外観の中京郵便局

旧京都郵便電信局. 設計:吉井茂則 所在地:京都府京都市中京区三条通 東洞院北東角 用途:郵便局 竣工:1902年(明治35年) 構造:煉瓦造2階建.


中京郵便局
]昭和48年(1973年)に郵政省は機械化が進む現代の郵便業務に適応できないと、改築計画を発表。やっぱり出てくる景観保存の問題。「土地の所有者が何を作ろうが勝手だ!」という考えが横行する経済成長の時代、保存する側が提案した「外壁だけ残す」という意見を取り入れ、昭和51年に着工し3年後に内装だけ新築する「ファサード保存」の郵便局が完成したのである。


この付近に住んでいた方が知らなかったという建物。ここは中に入ってATM使用してきました。


三条通りは江戸時代からの東海道の起点。
洋館といわれる建物もまずはここに作られた。

ところが道幅が狭く(幅6メートル、歩きやすい)、すでにレンガ建築が出来たため道を広げる事も難しくなりこれらの建築も残されたようです。

それでも日本生命京都三条ビルは一部しか残されなかった。

みずほ銀行はよく残されているように見えるがほぼ全面的に立て替えられた。

中京郵便局は内部はすっかり帰られたが外壁のレンガづみをそのまま保たせるという面倒な工事を成し遂げ1978年度の建築学会章を受け評価されました。


元々二階建ての建築が今は4層のオフィスになっている。



ここまできてあと一歩だったのですが小雨が降ってきたのでホテルに帰りました。

蹴上ではお天気だったのに、雷注意報が出ていたらしく舟は乗船禁止になっていました。