解説も目から鱗玉三郎丈、Eテレ娘道成寺の深い考察
昨日このシネマ歌舞伎を観てきました。
歌舞伎は能や落語、中国の演目からも題材とり変化、発展させてきました。
追記しましたがまだまだ不十分なので是非再放送をご覧ください。1月15日午後0時から
この歌舞伎道成寺の作者は
時の移ろいのむなしさ、誰にでも訪れる死
それらを超越した悟りの世界
時がすべてをむなしくする。
三井寺の仏教の教え
初夜の鐘をつくときは諸行無常と響くなり
これを結びつけたことが凄い着想
上は八千代座の天井
川本喜八郎アニメ道成寺も傑作です。
玉三郎丈も、もう歌舞伎座での一ヶ月公演では「京鹿子娘道成寺」を踊るのは難しいと言われています。
女形舞踊の最高曲大変な技量と体力、心が必要です。あの重い衣装、かつらで長時間の様々な踊りを披露しなくてはなりませんから。
京鹿子娘道成寺
女形舞踊の最高曲大変な技量と体力、心が必要です。あの重い衣装、かつらで長時間の様々な踊りを披露しなくてはなりませんから。
京鹿子娘道成寺
以前、タケシの「誰でもピカソ」でおもりのようなベスト付けて練習される様子を披露されました。
幕が開くと「聞いたか、聞いたか」「聞いたぞ、聞いたぞ」のセリフを言いながら大勢の所化(坊主)笑わせてくれます。
昔はお楽しみの娯楽だった娘道成寺に様々な踊りが付け加えられどんどん大作になり演じ手にとって重い作品となった。
娘道成寺はただ又女の情念とか嫉妬とか、恨みとか○○が考えそうな話しと思っていたら、すいません。
恨みとは、女であることの恨みだけでなく、
恋がかなわなかった恨みを飛び越えて、
時が過ぎていくことの恨みにもなっている
誰でも死んでいくその恨み…普遍的な話とは!
暇さえあれば能を見なさいと言われた玉様、
先人から真摯に学ばれた。
だから源氏の六条御息所も似合いすぎ、
生で観られた事はありがたい。
羽衣の天女、
この番組玉三郎丈が
素踊りのような、男性の着物で踊って解説してくれます
女形に偏見ある方も美しいと思うでしょう。
花魁やこの花子のように重い、カツラ、着物で踊ったり
琴、三味線、胡弓演奏も
更にこのような深い解説が出来る方は稀ですね。
↓のリンク先に飛べば画像が観られます。
『伝心~玉三郎かぶき女方考』京鹿子娘道成寺
今年は年間随時、特集企画「伝心~玉三郎かぶき女方考~」をお送りする。歌舞伎俳優の坂東玉三郎さんが後世に語り継ぎたい役の「技」と「こころ」を、舞台映像と共に存分に語り尽くす。
玉三郎さんの芸を通して歌舞伎をより深く楽しむためのシリーズ、第一回は歌舞伎舞踊の傑作「京鹿子娘道成寺」。
玉三郎さんの芸を通して歌舞伎をより深く楽しむためのシリーズ、第一回は歌舞伎舞踊の傑作「京鹿子娘道成寺」。