アメリカに従属し軍事大国化する日本
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みなさま 西英子です。
行きました。
5月28日にイラク派兵で負傷した池田頼将さんの
国家賠償裁判を傍聴しました。
の米軍基地に派遣されました。クエートは、当時の小泉首相
がいうような『安全地帯』ではなかったのです。
現地で移動のときは、真っ黒なカーテンでしめ切ったバス
に乗せられ、上官から「絶対にカーテンを開けるな」と命じら
れるなど、緊迫した状態で移動していましたと、法廷で池田
さんが尋問に答えていました。
こんな状況のなかで池田さんの事件はおきました。
現地の基地で米軍の大型バス(米民間軍事会社)にはねられた
のです。首や肩の痛み、頭痛・不眠・あごの痛みを訴えたのですが、
十分の診察・治療を受けられなかったのです。上官は「公務災害」
を適用しませんでした。
小牧基地にかえってから、事故後10ケ月たってやっと「公務災害」
と認定されましたが、その後、公務災害療養給付は打ち切られ、
配置転換され、パワハラがつづき、遂に退職を余儀なくされ
ました。
2012年9月に名古屋地裁に提訴しました。国家賠償裁判です。
事務局長の以下のような文章がのっています。
これこそ戦争の不条理
戦争参加はしないという前提で、戦争地域周辺に派遣された自衛隊
員には特別法(イラク特措法)によって絶対的は安全が確認されることに
なっていました。にもかかわらず、派遣先で米軍に雇われた軍用車
にはねられて負傷した池田さんは、療養態勢の不備によって深刻な
後遺症に悩まされるとともに、厄介者扱いの果てにパワハラによる
退職強要がなされたのです。
これこそ戦場の不条理のほかならず、池田さんをなんとしても救済
しなければならないし、絶対の戦争に加担してはならないことを教えて
います。
(これは単なる一つの事件ではなく、今後も起こるであろうことを
「予告」していることのように思いました。英子)
〇 2015年安保法案が強行採決された
の空輸に対し、憲法違反であるとの画期的判決を下しました。
ところが・・・
翌年2015年9月には集団的自衛権を含む安保関連法を国会に提出
しました。
9月14日には国会前に4万5000人のデモが埋めつくし、15日、16日、
17日、18日には国会内と国会周辺は連日「安保法案は憲法違反」との
野党議員と市民の声とデモで国会周辺は騒然とした空気に包まれ
ました。
9月19日には国会内外の反対デモの中で、与党は「強行採決」で
安全保障関連法案は、採決されてしまいました。
そのとき名古屋でも2000名以上の人たちが声を上げました。
この時を境に日本は変わりました。「戦争をする国」になりました。
同盟国である米国がどこかの国と戦争をしたら、日本の自衛隊は
米軍といっしょになって戦場へ出かけることになります。
〇 『トランプの言いなりで兵器を買うな!』
搭乗して自衛隊員を前に「演説」をしました。
「かが」は歴代の内閣が造ることをしなかった「航空母艦」で
攻撃型兵器です。「専守防衛」を建前にする日本は持っては
いけない兵器です。「かが」と同型の空母「いづも」があります。
その「かが」に搭載されるのが、米国製の最新鋭ステルス戦闘機
F35Bです。これを42機購入します。1機が143億円です。
これに追加してF35Aを105基購入します。1機が116億円です。
購入額は1兆2000億円になります。これで計147機体制にすること
を安倍政権は決めています。
来日したトランプ大統領は上機嫌で「日本は同盟国の中でも最も
多い数のF35を持つことになる」と歓迎しました。
「かが」に搭載するのは14機程度だそうです。なぜ戦闘機を「爆買い」
するのでしょうか。 トランプのポチをいわれる安倍晋三です。
親分の機嫌をとるために国の予算を私物化しています。
元陸将の山下裕貴氏は「トランプの言いなりで兵器を買うな」と
インタービューで指摘しています。(文芸春秋1月号)
自衛隊の元幹部からさえも厳しい批判がでています。
アメリカとの軍事的一体化がさらに進めば、日本の軍事費は限り
なく増大するでしょう。消費税の増収分も軍事費に使われること
になるのではないでしょうか。
安倍政権になってから6年間に軍事予算は約6倍になっています。
〇 安保法制を廃止せよ! 集会に来て下さい。
7月7日の『青山元裁判長と川口弁護士の対談』の集会に
ぜひ、ご参加ください。みんなで語り合いませんか。
青山邦夫弁護士の陳述が裁判官の心にとどき、「安保法制は憲法違反」
の判決が出されることを願っています。
青山弁護士のすばらしいお話しがたくさんの人たちに広まり、当日の
会場をいっぱいにして「安保法制を廃止!」の声が大きく盛りあげたい
です。
みなさん、どのような方法でもよろしいですから、宣伝して下さい。
お願いします。テーマは以下のとうりです。
『憲法違反の安保法制を廃止のために!
元裁判長と弁護士の対談』
を出した名古屋高裁の元裁判長です。
現在、弁護士で「安保法制違憲訴訟」の共同代表をされています。
として3000名以上の原告と共に、画期的判決を勝ちとりました。
憲法を壊して「戦争をする国」にさせないために、
ぜひ、ご参加ください。
みんなで語りあう時間をつくります。
日時: 7月7日(日)午後1時30分~4時30分
会場: 名古屋市博物館 地下講堂
地下鉄桜通線 桜山駅下車5分
主催: 川口弁護士と市民有志たち
問合せ: 西英子 (052)808-3241
参加費: 800円