「やすらぎの刻」と「余白の春」、下重暁子
あの金子文子の映画も文子があまりきちんと描かれていないと。
その後私も彼女の獄中日記を読んで驚愕
実の父や祖母(父の母)から受けた壮絶、残酷な虐待の数々に、読むのが辛い
それでも読みやすいので、何とか読了。
父には籍にも入れてもらえないから向学心に燃えていても通学も困難、
又学校では差別、いじめ。
父は自分の利益のために文子を文子の叔父と結婚させようとしたような男、
女性にもだらしない。
祖母は朝鮮人の生き血を吸うような仕事をしていた
母は男性なしにはいられないような性格…
文子はこのような環境の中でよく生きたと思います。
見事な生涯でした。もっと生きてほしかった。
美しい心も失わなかった。
本当に自死だったのか。
天皇制国家を批判したから殺されたのでしょう。
立派な全集の「青踏」と「余白の春」を借りました。
あまり読まれていないのか綺麗な本です。
瀬戸内さんの話、行動は好きなのですが本はほとんど読んでいません。
ほんと「前期高齢者」「後期高齢者」など失礼な言葉、無神経で日本の役所ですね。
妻が夫を「主人」と呼ぶのもにも反対主人の対語は下僕、奴隷でしょう、私も主人なんて呼びません。
私は一人っ子なので孤独はすっきり楽しい時間です。
下重さんが選んだ二曲目はオペラ「ばらの騎士」カルロス・クライバー指揮、
私も観に行けばよかった。
ドラマの感想では朝鮮人強制連行や炭鉱、線路工事などでの酷使の事も知らない人が多いので、ドラマでも知ってほしいです、本当にあったことなので。
アソウなどこういう人たちを残酷に酷使し稼いだのですから。