<span itemprop="headline">12月8日は何の日?オノヨーコ・ランキン・草間彌生</span>
今日は9条の会の平和ウォークに参加するはずだった。でも残念だが行けなかった。
66年前の今日、日本軍は真珠湾を攻撃。それを受けた議会の対日宣戦決議にたった一人反対票を投じたジャネット・ランキンを今朝の天声人語は紹介している。
そう言えばイラクに宣戦布告した時に反対したのも女性議員ではなかったでしょうか。
ランキンは1880年、米国生まれ、女性初の連邦議員。女性参政権運動を率いた人。子供の時読んだ「足長おじさん」 で米国にその頃、女性に参政権がないとあり、意外に思ったものだ。
ランキンはこの反対票で全米を敵に回す。売国奴のレッテルを貼られ再選もされなかった。しかし故郷のモンタナでは
信念の一票を慕う女性たちが平和活動を続けている。
故石井百代さんの
徴兵は命かけても阻むべし 母・祖母・おみな牢に満つるともはとても印象深い歌だ。当時、あっさり息子を差し出す気になったという。
戦争は勇ましいものと宣伝されるのでそれに歯止めかけるのは大変な勇気が居ると思う。でも庶民が反対しなければ巻き込まれてしまう。
先日、テレビでオノ・ヨーコの特集があった。
数年前、オノ・ヨーコの美術展を滋賀県で、
草間彌生の美術展を松本で見てどちらも平和に対して真摯な生き方を見せてくれると実感した。
草間弥生は「誰でもピカソ」で真剣に若い芸人にイラクへ行って戦争反対を主張してというようなことを言っていた。
オノ・ヨーコの美術展では美術舘入り口に沢山の棺があった。棺からは苗木がみえていた。戦死者の棺だと思う。
館内入り口では咳が聞こえてきた。そういう病の人に対する優しさか。
1960年代のパフォーマンス「カット・ピース」は有名。着ている服を観客に切らせていくのでいたたまれない気持ちになるが彼女の偉大さに感動してしまった。
「信じていれば必ずよくなる。ひとにぎりの国のリーダーが戦争をしている。私たちの反戦活動は彼らの心に届かなくても、一般の人たちに届き、拡がっている。それはやがて彼らを動かしてゆく」
「私たちに今できることは、愛を持って活動し、続けること。夜明け前の戦いが一番辛いと言うでしょう?今はそんな時。まず何かを思ったら行動することが大切。すべてが想い通りにうまくいって、何も苦労する必要がなかったら神様と同じ。この世界にいる必要がないわ。私たちは生まれてきて、色んな試練に立ち向かいながら経験することを学ぶ。そしてやわらかい頭に意識がこなれて開かれてゆくの。それは何でもまず行動を起こしてみないことには始まらない。そして私たちは実際に行動しています。」
「チャプター27」やジョン・レノンのドキュメント映画http://cinematoday.jp/movie/T0005614も上映される。
最初の写真は松本美術舘前庭の草間作品。水玉模様で有名。