riboni5235’s diary

英国庭園、ミュージカルファン、親子・ペアのアメショー3匹と暮らしています.バラ栽培アンティークも大好きです。よろしくお願いします!

<span itemprop="headline">マリー・アントワネットの調香師 ~ジャン・ルイ・ファージョンの秘められた生涯</span>


 
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録画したままだったこの作品、評判良かった記憶があります。
 
昨夜はちょっと体調悪く、御蔭でようやくこの作品を見ることができました。
 
これが上出来でした。革命裁判のドラマで緊張感があります。
 
ベルばらっぽい場面もありますが、トップのためにフェルゼンやアンドレや外伝の人物を無理に主役にしていなくて好感がもてるしきちんと歴史劇になってます。
 
大劇場公演でなくバウホール公演、
主演の紅ゆずるは中日劇場での公演でも目立っていました。
 
音楽もクラッシック系で美しい♪
 

 この本は読んでないのですが
舞台の冒頭、裁判で…
主人公は革命の理念自由・平等・友愛を信じていたのです。
 
香水は女性にとってあこがれのアイテム、
この調香師はじゃこうなど動物から香水を作るのではなく
バラやジャスミンなど花から香水を作ることを始めた人。
 
あんまりきつい香水は気がひけますが
ほんのり香る花の香水なら大丈夫ですね。
 
バラ栽培始めたころ、鈴木省三氏の芳純の香りを知り今も使用しています。
 
ちょうど新聞の書評に「マリー・アントワネット ファッションで世界を変えた女」が載りました。
 
簡素なシュミーズドレスをはやらせコルセットから女性を解放、
ルソーの自然に帰れの影響でプチトリアノンを作り、
つかの間の家庭的な幸せを楽しんだ。
莫大な費用がかかってしまったのですが。
 
 
アントワネットについて初めて読んだのはツワイクの伝記でこれが名調子、若い時は軽薄でも母になり裁判受け処刑(統治権の内王妃が処刑されるのは異例)される頃は気高く毅然としていたと言うマリー。
 
革命のスケープゴートか、
 
取り巻きのポリニャックらはちゃっかりと亡命、
 
映画「マリー・アントワネットに別れを告げて」、最後恐かったですね、ポリニャックの身代わりになることをマリ-に命じられた召使。
処刑される場面は出てこないのですが余計恐い。
民衆になぶり殺しにされるような暗示。
 
ロシア革命の時の皇帝一家と言い、ルイ16世と言い、結構お人よしの王様が処刑されてしまった。も
っと憎むべきルイ14,15世、エカテリーナなどは天寿を全う。
皮肉なことです。
 
革命裁判でも現代でもそうでしょう、巨悪はのうのうとしていて、
下っぱ役人などが自殺や他殺に追い込まれて。
 
ベルサイユ宮殿やプチトリアノン、を訪問出来た事、アントワネット展、服飾デザイナーローズ・ベルタンことマリー=ジャンヌ・ベルタンの本を読みました。
 
マリーの肖像画を描いたヴィジェ=ルブラン
服飾デザイナーローズ・ベルタンことマリー=ジャンヌ・ベルタン
マリー・アントワネットの植物誌など彼女の周りは興味深い人が一杯。
 
作詞作曲もして王宮の舞台で歌ったマリ―、本は読まなくても才能ある女性でしたね。
 
 
彼女がもっと早く子供に恵まれていたら…夫のルイが簡単な手術を受けるのが遅れてしまって。
 
最初の男子は早く死に女の子は成長できたものの、のちのルイ17世葉はも母も忘れさせられ悲惨な末路、子供が不幸せなのはたまりません。
 
 
調香の先駆者が18世紀のパリにいた。王妃の信頼を得て、バラや花々を駆使した耽美な香水で成功を収めるが、やがて仏革命の嵐に巻き込まれ獄中へおとしめられる。華やかで切迫した宮廷と彼の生涯が公文書から丹念に掘り起こされ現代によみがえる。
 
作・演出植田景子